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自治体の皆さまへ

[防災特集]知ってるつもり、いつかはやるつもり…では命を守れない。(1)

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茨城県常総市

日本は、世界でも有数の地震大国であり、これまでも多くの被害を受けて来ました。
元日には石川県能登半島を震源とする最大震度7の地震(令和6年能登半島地震)が発生し、多くの家屋の倒壊や大規模な火災などを引き起こし、甚大な被害をもたらしました。
日本では震度1以上の地震が年間2,000回、ほぼ毎日全国各地で起こっており、いつ、どこで、どんな規模で地震が発生するかは分かりません。それは常総市も例外ではありません。
皆さんは地震への備えは十分に出来ていますか?
「もしもの時に」は突然に起きるので、地震から目をそらさない。後回しにしないで、今、正しい知識を得て、適切な準備を行い、最悪に備えましょう。

■自分の命は自分で守る。地震に備えよう。
◆常総市の地震別の最大震度予想
出典:茨城県地震被害想定調査詳細報告書(茨城県)
▽茨城県南部の地震…6強/茨城・埼玉県境の地震…6強
這わないと動くことができない揺れ※
状況:
・固定していない家具のほとんどが移動し、倒れる物が多くなる
・耐震性の低い木造建造物は傾くものや、倒れるものが多くなる
・大きな地割れが生じたり、大規模な地すべりや山体の崩壊が発生することがある。

▽太平洋プレート(北部)…5強/太平洋プレート(南部)…5強
物につかまらないと歩くことができない揺れ※
状況:
・棚にある食器類や本で落ちるものが多くなる
・固定していない家具が倒れることがある
・補強されていないブロック塀が崩れることがある。

▽茨城県沖から房総半島沖にかけての地震…6弱
立っていることが困難な揺れ※
状況:
・固定していない家具の大半が移動し、倒れるものもある
・ドアが開かなくなることがある
・壁のタイルや窓ガラスが破損、落下することがある
・耐震性の低い木造建造物が傾いたりすることもある、倒れるものもある。

※出典:震度とゆれの状況(気象庁)

◆情報を知ろう
災害から命を守るために、災害が発生したとき迅速に対応できるかどうかは、事前の情報収集や準備にかかっています。
命を守るためにはどのように行動すれば良いのか、何に注意すれば良いのかなど事前に知っておかないと危険なことも多くあります。
市が発行した「わが家の防災ガイドブック」には、避難所、災害時の情報収集の方法などが網羅されていますので、内容を確認してみましょう。

◆地震に弱い住宅を強くしよう
いつも寝ている場所に危険はないですか?
しっかり固定できていない家具などは、地震の揺れで倒れたり、落ちてきます。倒れてくる家具がないか、頭に落ちてくる物がないか確認しましょう。
寝室だけでなく、設置してあるタンス、食器棚、テレビなども固定し、出入り口には転倒しやすい家具を置かないようにしましょう。
また、住宅自体を強くすることも重要です。
市では、大地震による家屋の倒壊から生命、財産を守るため、希望する市民の方に木造住宅耐震診断士の派遣を行っています。詳しくは、市ホームページまたは広報常総お知らせ版6月号をご覧ください。

◆地震だ!まず身の安全
大きな揺れを感じたとき、緊急地震速報が鳴ったとき…災害時は日頃から準備をしている行動しかとれません。地震が発生してどういった行動がとれるかで、命に関わることもあります。
今一度、地震発生時の行動を確認しましょう。

▽地震発生直後
自分自身の身の安全を最優先に確保
屋内:
・頭を保護し、丈夫な机の下など安全な場所に避難する
・室内に居ることが危ないと判断した場合、落下物に注意しすばやく屋外の安全な場所に一時避難をする
・すばやく火の確認

屋外:
・周りの危険物に注意し、窓ガラス、看板などの落下物から頭をカバンなどで保護する
・空き地や公園などの、建物から離れた安全性の高い場所へ移動する
・ブロック塀や自動販売機などには近づかない
・倒れそうな電柱や垂れ下がった電線に注意

運転中:
・ハンドルをしっかりと握り、急ハンドル、急ブレーキを避けて、徐々にスピードを落とし、道路の左側に止め、エンジンを切る
・揺れがおさまるまで冷静に周囲の状況を確認して、カーラジオなどにより情報を収集する

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

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