◆11月9日は「119番の日」正しい119番通報の方法
「119番の日」は、消防への正しい理解と認識を深め、防災意識を高めることを目的として昭和62年に制定されました。実際に119番通報を行う時は緊急時であり、予期せぬ事態に落ち着いて対応することは難しいと思いますが、あらかじめ119番通報時のポイントを抑えておくことで、通報するような場面で適切な対応を取りやすくなります。今月号では「119番の日」に合わせて、救急の場面を例に通報の流れをご紹介しま す。ぜひ、もしもに備えてイメージしてみましょう。
◇119番通報の流れをイメージしてみましょう
(例)急に倒れた祖母のために救急車を要請
・いばらき消防指令センター 指令員
・通報者 大宮太郎さん
指令員:119番、いばらき消防指令センターです。
火事ですか?
救急ですか?
通報者:救急です!
指令員:救急車が向かう住所を教えてください。
通報者:常陸大宮市●●町〇〇番地です。水色の車が止まっている家です。
※ポイント1
住所がわからないときでも周りを見渡して、目印になる建物や電信柱の番地表示、交差点名などを伝えるようにしましょう。
指令員:どなたがどういう状況ですか。
通報者:おばあちゃんが胸を抑えて倒れてしまって……。
高血圧の薬を飲んでいて、■■病院に通院しています。
※ポイント2
誰が、どのように、どうなったかを簡潔に伝えるようにしましょう。意識や呼吸の有無なども教えていただくと、必要に応じて、応急手当を案内することができます。
指令員:わかりました。今、電話している方の名前と電話番号を教えてください。
通報者:大宮太郎です。電話番号は、080-▲▲▲▲-▲▲▲▲です。
※ポイント3
詳しい状況や場所を確認するために、再度、電話することがあります。通報後は電源を切ったり、緊急な通話以外のことは避けるようにしましょう。
指令員:ありがとうございます。
今、救急車が向かっていますので、到着までその場でお待ちください。
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