[特集]常陸大宮の夏祭り(1)

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今月号では、市制施行20周年に合わせて開催する「ひたち大宮夏まつり」のほか、地域の夏祭りとして地元の方々に愛される祭りをご紹介します。
この夏は、市内のお祭りで、夏を感じてみませんか?

◆7/27　市制施行20周年記念事業
ひたち大宮夏まつり/大宮祇園祭
-伝統を未来へ-
市の玄関口である常陸大宮駅周辺を活性化させるために、伝統的なお祭りである「大宮祇園祭」と連携し、賑わいづくりや、常陸大宮市への郷土愛を深めること、市の魅力を発見し市内外に発信することを目的に、市制施行20周年記念事業としてさまざまな特別プログラムを行います。

◇今年の祇園祭は、ここに注目!
1　北関東最大級のドローンショー
(7月27日　20：00〜20：30)
北関東では最大級となる500機のドローンを使用し、約20分間、祭りや常陸大宮市をイメージした動くイルミネーションショーが展開されます。
ドローンショーは、大宮小学校グラウンドの上空約200m地点で繰り広げられ、祭り会場からドローンショーを楽しむことができます。
常陸大宮市観光協会のYouTubeチャンネルでは、ドローンショーをメインにしたPR動画も公開されていますので、ぜひご覧ください!

2　神輿渡御(みこしとぎょ)・屋台巡行
(7月27日　18：00〜22：00)
大宮十文字付近では、毎年恒例の神輿渡御・屋台巡行が行われます。ふんどし姿の男性が神輿を担ぎ、4時間に渡って、まちを巡ります。ふんどし姿で賑やかに神輿を担ぐ姿は、今となっては日本国内でも珍しい、昔ながらの祭りを感じられます。また、7月26日には、子供神輿も行われ、地域の子どもたちもふんどし姿で神輿を担ぎます。

3　グルメandビールフェスティバル
(7月27日　16：00〜21：00)
常陸大宮駅東口周辺の歩行者天国内に多種多様なグルメandビールが集合!屋台の定番品に加え、特産品である瑞穂牛などさまざまなグルメや世界のビールが楽しめます!

4　常陸大宮商店会夏祭り　ステージプログラム
(7月27日　18：00〜21：00)
毎年、祇園祭2日目に合わせて開催している「常陸大宮商店会夏祭り」も、ひたち大宮夏まつりのプログラムの1つとして開催します。常陸大宮市上町の特設ステージでは、タレントなどによるパフォーマンスが行われるほか、市内事業者を中心とした屋台・キッチンカーなどが出店します。

◇イベント概要
日程：7月27日(土)
場所：常陸大宮市上町大宮十文字周辺

問い合わせ：新時代の祭り創生プロジェクト実行委員会事務局(商工観光課内)
【電話】55-8073

◆祭りを知って、当日をより楽しむ!大宮祇園祭ってどんな祭り?
大宮祇園祭は、大宮地域の下町にある甲(かぶと)神社の境内にある素鵞(そが)神社の祭礼です。祇園祭に使う神輿は江戸時代の貞享元年(1684)には存在しており、それ以前から祭りは始まっていたと考えられます。
祇園祭では、「オィッサー、オィッサー」の掛け声とともに、神輿を上下にもみながら、旧部垂(へたれ)村の「おもて」である大宮地域北町・南町・上町・下町を巡ります。

◇迫力満点のぶつかり合い「お宮出し」と「お宮入り」
祇園祭の一番の見どころは、ふんどし姿の参加者による、「お宮出し」、「お宮入り」での迫力満点のぶつかり合いです。
「お宮出し」とは、祭りの最初に神輿が素鵞神社境内から出ていくことをいい、「お宮入り」とは、祭りの最後に神輿が境内に戻ることをいいます。その際に、数回に渡って、神輿を通したい担ぎ手と、それを阻止したい「じゃま組」による、ラグビーのスクラムのような激しい攻防戦が行われます。

◇目を引くふんどし姿
神輿を担ぐ人と「じゃま組」は、ふんどし一丁で参加することが義務付けられています。ふんどし一丁に限定されている理由は、一説によると、人混みから抜け出せなくなってしまった参加者を、ふんどしの紐を引っ張って助け出しやすくするためとも言われています。