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FDH 常陸大宮市消防本部

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茨城県常陸大宮市

◆ライフジャケットは「川のシートベルト」
川辺ではライフジャケットを着用しましょう

夏本番を迎え、川辺でのレジャーが楽しい季節になりました。川を訪れるにあたって気をつけたいのが川への転落や溺れるなどの水難事故です。楽しいレジャーでも、一瞬の油断で命にかかわる事故につながりやすいので十分に注意しましょう。

◇水難事故の約半数は死亡・行方不明に…
令和3年に全国で発生した水難事故は1,395件で、被災者は1,625人になります。その中で約半数である744人(約46%)が死亡・行方不明になりました。また、死亡・行方不明者の水難事故は、全体の34%が河川で起こっており、特に子ども(中学生以下)の死亡・行方不明は全体の58.1%が河川で起きています。
川に入るとき以外でも、川の近くを歩いているときに足を滑らせて水中に転落するなどの危険性があり、ライフジャケットさえ着けていれば防げた水難事故も少なくありません。例えるなら、ライフジャケットは「川のシートベルト」です。

◇呼吸を確保するために川でもライフジャケットを着用しましょう
人は、流れのない水中では体の数%分(頭頂から額あたりまで)しか浮きません。川の場合、流れがあるため、さらに浮き上がることが難しくなり、呼吸が困難になってしまいます。万が一の場合、体を浮かし、呼吸を確保するためにも、水辺に近づく時にはライフジャケットを着用しましょう。
また、ライフジャケットは川に入る時のみだけではなく、川から3〜5m離れた場所にいる時も着用するようにしましょう。水辺3〜5mは、石のコケ、濡れた石やコンクリートなどでとても滑りやすく、水中への転落や増水などで水際が変化しやすいエリアとなっています。

水中だけでなく、川から3〜5m離れた場所でもライフジャケットを着用!

◇事前の確認・準備で水の事故を防ぐ
川を訪れる前には、ライフジャケットなどの物を準備するだけでなく、情報も集めるようにしましょう。天気予報で、訪れる日は晴れていても、その河川の上流側で前日に雨が降っていたなどで、みるみる水量が増えてしまったり、鉄砲水がやってきたりします。できれば数日前の河川周辺の天気も見るようにしましょう。
また、体調が良くなかったり、飲酒した状態で川に入ることは大変危険です。レジャーのときに、体調不良などで体を涼めたいときには、川に入るのではなく、木陰などを利用し、事故の危険性が低い場所で過ごすようにしましょう。

●レジャー前の情報収集に役立つサイト
・河川水難事故防止ポータルサイト
国土交通省が提供する「河川水難事故防止ポータルサイト」では、子どもから大人まで、動画、ガイドブックなどで河川でのアクティビティで気をつけることなどを詳しく知ることができます。

問い合わせ:消防本部
【電話】54-0119

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