■第15回企画展「新収蔵品展3~桜川のおたから~」開催中
真壁伝承館歴史資料館では、11月17日(日)まで「新収蔵品展3~桜川のおたから~」を開催しています。
この企画展は近年に市内外の方々から寄贈・寄託いただいた資料を中心に紹介するものです。
◇展示の見どころ
(1)黒漆塗二枚仏胴(くろうるしぬりにまいほとけどう)
江戸時代後期に作られた当世具足(とうせいぐそく)という鎧の一種で胴の中央に笠間藩主牧野家の家紋「牧野柏」が描かれています。
この鎧は牧野家から領内の名主などに貸し与えられた「御貸具足(おかしぐそく)」と呼ばれるもので、寄贈いただいたお宅には写真のものを含めて3領の鎧が伝わっており、合わせて展示しています。
(2)関流算術諺解(せきりゅうさんじゅつげんかい)
江戸時代から明治にかけて日本人が独自に研究、発展させた数学である和算の問題集です。江戸時代に倉持村(筑西市)の私塾「南晴堂」で和算を学んでいた門人が、安政2年(1855年)に書き写しました。第1問を解いてみましょう。
上に図があり「今如図口四寸九分深サ二寸七分桝方幾何問」つまり、口の1辺が4寸9分で深さが2寸7分の枡の容積を答える問題です。
答えは分かりましたか。立方体の体積なので、4寸9分×4寸9分×2寸7分で64.827立方寸(史料では坪)となります。
中途半端ですが、これが1升(約1.8リットル)の枡の正式な大きさです。江戸時代のくらしに、和算は欠くことのできない知識でした。
■「真壁城跡発掘体験」参加者募集!
◎夏休みの思い出にみんなで真壁城跡を掘ってみよう!
日時:8月24日(土)
(1)9時30分~11時30分
(2)13時30分~15時30分
※雨天時は室内体験に変更
対象:未就学児(保護者同伴)、小・中学生、高校生
定員:各20名(応募者多数の場合は抽選)
申込方法:文化財課ホームページから申し込み
申込期限:8月8日(木)
問合せ:文化財課(真壁伝承館内)
【電話】58-5111
【電話】75-3111
(代表)
問合せ:教育委員会文化財課 文化財グループ
【電話】58-5111
【電話】75-3111
(代表)
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