■国市指定重要文化財(美術工芸品)
三昧塚(さんまいづか)古墳出土品 国重要文化財追加指定へ
3月15日(金)に、国の文化審議会は、「三昧塚古墳出土品」の埴輪(はにわ)のかけら9点(茨城県立歴史館保管)と甲冑小札(かっちゅうこざね)のかけら(明治大学博物館保管)を国指定重要文化財に加えるよう文部科学大臣に答申しました。三昧塚古墳は、霞ヶ浦沿岸にある前方後円墳で、全長約120m(周濠含む)、5世紀後半頃のものと推定されています。平成30年に、金銅馬形飾付透彫冠(こんどううまがたかざりつけすかしぼりかんむり)などの副葬品が国の重要文化財に指定されました。このように貴重な遺物が数多く発見されたことは、この地が古来より豊かな土地であったことを物語っています。皆さんも三昧塚古墳の頂に立って、いにしえの王族の気分を味わってはいかがでしょうか。現地案内板のQRコードから説明動画が視聴できますので、ご利用ください。
※三昧塚古墳発掘調査報告書」(1995明治大学、玉造町教育委員会、玉造町遺跡調査会)、「三昧塚古墳とその時代」(2016茨城県立歴史館)、国指定文化財等データベース(文化庁)を参考にしています。
問合せ:生涯学習課文化・社会教育グループ
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