茨城県指定有形文化財(建造物)
万福寺阿弥陀堂(あみだどう)
所在地:行方市羽生745
万福寺は、寛正(かんしょう)5(1464)年に、時の領主、芹沢俊幹(としもと)が芹沢に万福寺として開基し、元禄10(1697)年に水戸藩の政策で現在地に移されました。阿弥陀堂には、本尊の阿弥陀如来立像(あみだにょらいりゅうぞう)と両脇侍像(りょうきょうじぞう)を納めた厨子(ずし)を安置しています。唐から和様折衷(わようせっちゅう)形式に霊廟(れいびょう)建築を加味した建物で、三間四方の寄棟造(よせむねづくり)と四手先萱葺(してさきかやぶき)の念仏三昧(ざんまい)を修める常行堂(じょうぎょうどう)様式となっています。内部の格天井鏡板(ごうてんじょうかがみいた)には、三頭の龍の図が色彩で描かれており、寄進銘に「貞享(じょうきょう)4(1687)年芹沢氏高幹(たかもと)」とあります。現地案内板のQRコードから説明動画が視聴できますので、ご利用ください。
問合せ:生涯学習課文化・社会教育グループ
【電話】0291-35-2111
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