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自治体の皆さまへ

特集 野菜作って3っけど、食って3っか?

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茨城県鉾田市

鉾田市は8年連続で野菜の産出額日本一を誇っており、まさに「日本で一番やさいをつくる街」です。野菜には食物繊維・ビタミン・ミネラル類などの栄養素が豊富に含まれており、身体の調子を整えるだけでなく、循環器疾患やがんなどの生活習慣病を予防する働きもあります。
さて、健康の維持に欠かせない食品である野菜がたくさん作られているまちに住んでいる私たちですが、普段どのくらい野菜を食べているか意識しているでしょうか。

■野菜食べてますか?
厚生労働省では、1日あたり350gの野菜を摂取することを目標に掲げています。
野菜350g=両手約3杯分=小鉢約5皿分
しかし、厚生労働省が実施している「国民健康・栄養調査」(令和元年)によると、1日の野菜類平均摂取量は成人男性が約290g、女性が約270gとなっており、いずれも平均してあと小鉢1皿分の野菜が不足していることが分かります。皆さんの食生活を振り返ってみると、いかがでしょうか。


(出典)令和元年国民健康・栄養

■カゴメとの取組み
このような野菜不足の状況を、日本で一番やさいをつくる街「鉾田市」発で変えていこうと、市は「野菜の会社」を目指すカゴメ株式会社と「野菜」をきっかけにした包括的連携協定を締結しました。カゴメ株式会社と共同で実施している様々な取組みをご紹介します。

◇イベントへの出展
市内イベントで野菜摂取量の測定やアンケートを実施しました!

◇スムージーレシピコンテスト
鉾田市産野菜をカゴメ製品等と組み合わせたスムージーのレシピを募集し、グランプリを決定!

◇畑オーナー制度
作物の栽培などを通して、野菜を学ぶ体験を行っています!(鉾田市観光物産協会主催)

◇レシピ集作成
鉾田市食生活改善推進員が考えたおいしいトマトレシピにアドバイスを加え、冊子にしました

■野菜摂取量を見える化!ベジチェックR
ベジチェックとは、手のひらをセンサーに約30秒あてるだけで、簡単に推定野菜摂取量を計測できる機器です
普段は意識しづらい野菜の摂取量を見える化することで、自身の食生活を見直すきっかけづくりを行っています。
健康診断や市のイベントで計測を行ったり、庁舎や公共施設に機器を設置したりしていますので、見かけた際にぜひ測定をしてみてください!

■子どもたちにも野菜を知ってもらう!出前授業
子どもたちにも、鉾田の農業や野菜のすばらしさを知ってもらうため、今年度、市内小中学校3校で野菜に関する出前授業を行いました。
カゴメ株式会社の方々から子どもたちに向けて野菜摂取の大切さを伝えるとともに、野菜生産に携わる農家の方々から鉾田市に住んでいると当然のことに感じてしまう野菜や農業の素晴らしさや偉大さについて改めてお話しいただき、未来の鉾田市を担う子どもたちにも、野菜や鉾田市のことをより知ってもらうことができました。

■日本で一番健康なまちを目指して
先に紹介したベジチェックを市の健康診断で実施した際には、生活習慣病の状態にある人ほど、ベジチェックの計測値が低い(野菜摂取量が少ないと想定される)ことが分かりました。はじめに述べたように、野菜には様々な栄養素が含まれており、健康維持のためにやはり必要不可欠な食材だということが分かります。
このような野菜をたくさん生産し、日本の食生活を支えている鉾田市の農業は何にも代えがたい鉾田市の財産であるといえます。
野菜が身近にあるのは当たり前ではないということを再度認識し、日本で一番やさいをつくるこの鉾田市で、日本で一番やさいを食べ、そして、日本で一番健康なまちを目指していきましょう。

■野菜ソムリエプロ 緒方湊の野菜講座
はじめまして。最年少野菜ソムリエプロの緒方湊(おがたみなと)です。日本でいちばん野菜をつくるまち「鉾田市」の[広報ほこた]に今月から毎月コラムを掲載していきます。
どうぞよろしくお願いいたします。

◇今月の野菜 大根
1月は形が「1」に見える大根のお話です。 名前の由来にもなっている通り、「大きな根」を食べます。水分が多く繊維が柔らかい冬の大根は煮物、漬け物、炒め物、サラダなど万能型の野菜ですが、僕がおすすめする大根の食べ方は「唐揚げ」です。表面はサクっとして、中はトロっとして、新たな大根の美味しさに気づきます。
家庭菜園で大根を育てている場合、上手に抜くコツがあります。大根は右回転しながら成長するので、抜くときは大根を少し左回転させながら抜くと、上手に抜くことが出来ますよ。
次回の2月号はいちご

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