私は、令和4年の8月に国際交流員として壱岐に来ました。当時は、大学を卒業して、初めての日本、初めての壱岐、初めての就職と見知らぬ地での生活がとても不安でした。しかし、壱岐の皆さんにとても優しく接していただき、たくさんのことを教わり、壱岐の国際交流員として頑張ることができました。
国際交流員の業務は多岐にわたりますが、最も重要な業務は国際交流です。
私はアメリカ人で、自分の国の文化や言語をとても誇りに思っています。市民を対象とした国際交流イベント「Mary’s School」を開催し、ハロウィンや感謝祭などのアメリカの文化を教えたり、英会話教室を開き、市民と楽しく英語を教えることができてとても嬉しかったです。また、小中学校へ訪問しALTの先生と一緒に英語を教える機会があり、壱岐の子供たちにも異文化を教えることができました。
昨年の8月には、日本に在住している外国人を壱岐に招致し、モニターツアーを開催しました。辰の島遊覧や壱岐神楽、ふぐのランチなど壱岐の歴史や文化を経験し、参加者にSNSで投稿してもらい、壱岐の魅力を多くの人に伝えることができたと思います。
私が、国際交流員を目指したのは、日本とアメリカの架け橋になりたいと思ったからです。私の母語や文化を教えることだけでなく、日本語ができない外国人に日本語を教えることを目標に様々な活動をしてみたいと思いました。初めての壱岐で、まずは壱岐について知りたいと思い、SNSを使い調べてみましたが、英語での情報がなかなか見つからず、この機会に英語で壱岐の情報発信ができたらいいと考え、国際交流員のInstagram「Amazingiki」で自分で作成した観光地やイベントなどの動画などを投稿しました。1年半の活動で、フォロワー数が約2倍になりました。その他にも、観光課で様々な翻訳もできて、壱岐焼酎などの説明を翻訳して英語で紹介するパンフレットを作ることができました。
約1年半という短い間でしたが、壱岐市の国際交流員として働き、多くの経験をさせていただきました。とてもユニークでやりがいのある仕事でした。また、機会があれば壱岐に帰ってきたり、壱岐のことを次の職場でもPRしていこうと思います。壱岐市の皆さん、ありがとうございました。お世話になりました。
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