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市民病院だより

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長崎県大村市

◆健診とは?
市立大村市民病院 救急総合診療科医 清原大輔先生

厚生労働省e-ヘルスネットにおける健診の定義には「健康診断あるいは健康診査の略語で、全身の健康状態を検査する目的で行われる。体の健康状態をある尺度で総合的に確認するプログラムのこと」とあり、食生活など生活習慣の乱れによる不健康な状態を数値として把握する検査のことと考えられます。
近年、胃カメラが健診項目に入ってきており、特にヘリコバクターピロリ菌感染による慢性萎縮性胃炎の発見に役立っています。
健康診断のオプション項目で解釈が難しいのが腫瘍マーカーです。大村市民病院の健診案内用紙には、「腫瘍マーカーとはがんになったときに体内に発生する異常タンパクを見つける血液検査です。腫瘍マーカーが基準値を超えて血中に存在している場合、がんである可能性が高くなりますが、良性腫瘍や慢性肝障害・腎障害・呼吸器の慢性炎症、高血糖などの病気でも反応を示すことがあり、必ずがんが存在するとは限りません。また基準値以下であっても多くの腫瘍マーカーは早期がんでは反応を示しません」とあります。
つまり数値がどうであれ、がんであるともがんでないとも言い切れず、健診においてはコストパフォーマンスが極めて悪い検査と言えます。
それに対して、極めて分かりやすいのが一般健診項目です。採血結果などが標準値を外れている場合、恐らく食べ過ぎや運動不足による生活習慣病によるものと推測できます。
生活習慣病を防ぐには、まずは食事を腹八分目に減らすことから始めましょう。腹八分目に抑える。自分の年齢と体力の限界をもう一度見つめ直す。本当に大事なことです。
この世の中の物事は自分の力で百%コントロールできることと全くコントロールできないことの二種類しかありません。まずは自分の力で百%コントロールできる食事制限や運動から取り組んでみるのはいかがでしょうか。

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