■一般会計 218億7,651万円(前年度比2.6%増)
「資源・産業・ひと~飛躍の時代(とき)」
令和6年度は、江島沖洋上風力発電事業の着手、救急医療特例診療所の設置、特別支援学校の小中学部の開設準備など、西海市にとって重要な事業が目に見える形で動き出す年となります。
新しい産業の創出や課題解決に向けて、既存事業の見直しや優先順位の検討を行いながら、今、重点的に取り組むべき政策分野の予算を計上しました。
◆7つの政策テーマと主な事業
【01】脱炭素社会に向かうまち西海市
○脱炭素社会に向かうまち創造事業
「ゼロカーボンシティ」へチャレンジし、企業と連携したモデル地域づくりや新産業の創出、地域振興を推進し、市民とともに脱炭素社会に向けた推進体制強化を図ります。
[新規]太陽光発電設備設置補助事業
二酸化炭素排出量の削減に効果的な太陽光発電の普及を促進するため、市民・事業者の太陽光発電設備の設置を支援します。
【02】地域の力が生きる産業のまち西海市
○農業競争力強化基盤整備事業
[整備地区]159ha
西彼町:白崎地区、小迎地区
西海町:面高地区、天久保地区、太田和地区
▽森林・林業戦略プランブラッシュアップ事業
スマート林業に取組み効率的な資源量調査を行い、木材の生産性向上を図ります。また、市内産材の販路拡大や産業活性化のため、タイニーハウスのデザインコンテストを行います。
【03】堅固な防災のまち西海市
○小型動力ポンプ付積載車等購入事業
火災発生時に迅速な消火活動を行うため、老朽化した消防車両を更新します。
【04】地域資源がつくるまち西海市
○地域おこし協力隊推進事業
新たに観光分野で2名の隊員を募集し、隊員の活動を支援します。また、任期終了後も引き続き市内で活動する隊員に対して支援を行います。
【05】教育・子育てのまち西海市
○大瀬戸中学校施設等整備事業
令和7年4月に、大瀬戸中学校内に「県立鶴南特別支援学校小中学部の西彼杵分校教室」が開設されるため、屋内運動場のバリアフリー化改修工事を行います。
○青少年スポーツ振興事業
市内小、中、高等学校のスポーツ活動について、大会出場や施設整備へ補助を行い支援します(西彼杵高校バレー部施設整備等)。
[新規]不登校児童生徒支援事業
児童生徒本人の興味や関心に基づき、スケッチ講座やキャンプ体験などのプログラムを実施し、社会的自立を支援します。
【06】医療・福祉のまち西海市
[新規]救急医療確保対策事業
市民が安全・安心な医療サービスを受けることができるように、市内救急医療機関が24時間365日設置する救急外来を支援し、地域医療の充実を図ります。
【新規】アピアランスケア支援事業
がん患者の心理的および経済的負担の軽減を図るため、アピアランスケア用品の購入費に対する助成を行います。
【07】しまが元気なまち西海市
[新規]平島公共施設複合化整備事業
効率的な住民サービスの向上を図るため、令和6年4月から休校となる平島小中学校校舎を利活用し、市役所出張所、診療所および公民館機能を集約した施設の整備を行います。
【その他】
[新規]市制施行20年記念式典
令和7年4月1日に市制施行満20年を迎えることから、令和7年2月(予定)に記念式典を開催します。
◆歳入の構成比
◆歳出の構成比(目的別)
市民1人あたり86万636円※25,419人(1月末日)
◆用語解説
○自主財源 市が自主的に得ることができるお金
市税:個人市民税、固定資産税、軽自動車税など、市へ納付される税金
分担金および負担金など:特定の事業の実施により利益を受けた人や団体から徴収するお金など
○依存財源 国や県などから交付されるお金
地方交付税:地方自治体が全国水準の事務を行えるように国から交付されるお金
国・県支出金:国や県から使用目的を特定して交付されるお金
市債:建物の建設や道路の整備など、多額の費用がかかる場合に銀行などから借りるお金
地方譲与税:国が徴収した税金から一定の基準に従い譲与されるお金
民生費:子どもや高齢者、障がい者等の福祉などに使われるお金
総務費、その他:住民票の発行や税の徴収など、市全般的な運営に使われるお金
衛生費:保健医療やごみ処理などに使われるお金
公債費:市債(借金)の返済に使われるお金
教育費:学校教育や文化・スポーツの振興などに使われるお金
土木費:道路や河川等の整備などに使われるお金
農林水産業費:農林水産業の振興に使われるお金
消防費:消防や防災対策などに使われるお金
商工費:商工観光業の振興に使われるお金
議会費:市議会の運営などに使われるお金
○特別会計 86億4,621万円(前年度比2.9%増)
○企業会計 46億4,232万円(前年度比2.5%増)
問合せ:財務課
【電話】37-0022
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