■01 8月は食品衛生月間です
夏は気温や湿度の上昇により細菌性食中毒が多発します。
食中毒予防のポイントは、食中毒菌を「つけない、増やさない、退治する」です。
食中毒は簡単な予防方法をきちんと守れば予防できます。
食品の取扱いについては次のことを守り食中毒を予防しましょう。
▽~食中毒予防の3つのポイント~
1.つけない
・調理する人は、必ず手をよく洗いましょう
・食品を保存する際、肉や魚はビニール袋や容器に入れてほかの食品に肉汁などがかからないようにしましょう
・調理をする際、肉や魚の汁が果物や野菜など生で食べるものや調理が済んだものにかからないようにしましょう
・食材は新鮮な物を使い、よく水洗いしてから調理しましょう
・調理場は整理整頓し、清潔な服装で調理しましょう
・ゴキブリ、ハエ、ネズミの駆除を徹底しましょう
2.増やさない
・冷蔵や冷凍が必要な食品は、冷蔵庫・冷凍庫に保存しましょう
・冷蔵庫は10℃以下、冷凍庫はマイナス15℃以下が目安で、詰めすぎは禁物です
・温度管理をしても細菌が死ぬわけではないので、食品は早めに使い切るようにしましょう
・凍結している食品は、冷蔵庫か電子レンジで解凍しましょう。室温での解凍はしないようにしましょう
・調理は迅速に行い、調理前、調理後の食品は室温に長く放置しないようにしましょう
3.退治する
・手をよく洗いましょう
・包丁やまな板は、肉や魚を切った後によく洗い、熱湯で消毒しましょう
・加熱するときは、食品の中心部が75℃で1分間を目安に加熱しましょう
・電子レンジを使う場合は電子レンジ用の容器を使い、熱の伝わりにくい物は時々かき混ぜましょう
・調理器具はよく洗い、定期的に殺菌しましょう
★アニサキスによる食中毒の予防
最近、アニサキスによる食中毒が多発しています。
【アニサキスとは】
約2~3cmの白色の糸状の寄生虫で、サバ、アジ、サンマ、カツオ、イワシ、サケ、イカなどの魚介類に寄生することがあります
【症状】
幼虫が寄生する鮮魚介類を食べた後、数~十数時間後にみぞおちの痛み、吐き気、嘔吐を呈する例が一般的です
【予防方法】
(1)新鮮な魚を選び、速やかに内臓を取り除き、また目視で確認し、アニサキス幼虫を除去する
(2)70℃以上、または60℃なら1分間の加熱や、マイナス20℃で24時間以上冷凍する
なお、酢漬け、塩漬け、しょうゆやわさびでは幼虫は死滅しないので注意しましょう。
問合せ:西彼保健所
【電話】095-856-0693
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