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特集 ALTってナンデスカ?

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長崎県諫早市

市立小・中学校では、10人のALTが活躍中です。
約1万1千人の諫早っ子がALTの「生の英語」に触れ、英語が「伝わる喜び」、英語を「伝える楽しさ」を学んでいます。
今月号は、ALTと諫早の英語教育について紹介します。

○ALTってなに?
Assistant(助手)
Language(言語)
Teacher(教師)
=『外国語指導助手』

○何をしているの?
日本人教師と協力して実践的な英語や海外文化を子どもたちに教えています。
グローバル化に対応できる人材育成に貢献しています。

○どんな人が来るの?
日本政府の「JETプログラム」をとおして任用しています。
日本に関心があり、語学教育に熱意がある応募者の中から選ばれた人が来日しています。

◆キラン先生
・どうしてALTになったの?
実家が毎年沖縄の高校生を受け入れていたことで日本語に興味を持ちました。
子どもの言語学習にも関心がありました。
・諫早の好きなところは?
海や山がない街で育ったので、自然がいっぱいあるところが好きです。
早は、地元と規模が似ているので親近感があります。

◆スチュアート先生
・どうして日本に来たの?
生まれも育ちもアメリカ。日本語は話せませんが、私の家族・親族は全員日本にルーツがあるので興味を持っていました。
・諫早キッズはどう?
諫早の子どもたちは英語に興味がある子が多いですね。よく話しかけてくれます。

◆学校におじゃましました
〔小学校〕
○マッチングゲームに挑戦!
小学1・2年生の2クラス合同で色のペアを作るマッチングゲーム(神経衰弱)に挑戦!カードをめくったら「Whatcoloristhis?(何色ですか?)」の質問に英語で答えます。ALTのゲーム進行は全て英語。子どもたちは楽しみながら英語に触れ合っていました。
○一緒にいただきます
ALTは給食をいろいろなクラスで食べています。このクラスは輪になって食べることになりました。この日が誕生日の児童のため、輪の中心でALTと担任の先生がバースデイソングを熱唱し、みんなで牛乳で乾杯しました。子どもたちも大盛り上がりでした。

〔中学校〕
○職場体験について話そう
この日は「リテリング(再話)」。子どもたちは夏に行った職場体験について、どの職場でどんな仕事をしたのか英語でALTに説明しました。授業後に「英語で伝えることが楽しい」「発音やリスニングが学べる」「外国を感じることができる」と話していました。
○休み時間も大人気
ALTは休み時間も積極的にコミュニケーション。子どもたちも英語で話しかけ、教室はにぎやかです。廊下の掲示板ではALTが作ったかわいいデコレーション付きで、アメリカ文化やALTを紹介しています。子どもたちは身近な国際交流を楽しんでいました。

◆ALTの休日~オフタイムの諫早で~
ALTは、お祭りや諫早巡り、講座講師などの活動にチャレンジ!日本や諫早の文化を積極的に経験し、職場で生かしています。ALTの参加は、地元の人にとっても国際交流の貴重な機会です。ALTは市民のひとりとして地域に根差した存在になっています。

●グローバルな諫早っ子を
英語教育は子どもたちの可能性を無限に広げてくれるツールの一つです。
ALTの皆さんは子どもたちにとって「生きた教材」です。グローバル化が進み、これまで以上に異なる文化や価値観を持つ人との交流が重要になっています。ALTとの触れ合いはその第一歩です。
市教育委員会は、諫早っ子が将来世界で活躍できるようしっかり取り組んでいきます。
教育長 石部邦昭(いしべくにあき)

●想像力を育む
英語に正解はありません。全てを日本語に翻訳する必要もありません。言葉が分からなくても表情やジェスチャーで大部分が分かります。相手が何を言いたいのか、相手に何を伝えたいのか「想像」する力が大切です。
子どもたちには、育んだ想像力を生かして、グローバルな世界や自分と違う人生を歩んでる人との交流を楽しんでほしいと思います。
ALT総括リーダー Luis Colon(ルイスコロン)

問合せ:学校教育課

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