~子どもたちの未来のために~
市立小学校 計28校
市立中学校 計14校
◆諫早っ子の健やかな成長を応援するため、市は、市立小中学校の全学年の学校給食費を無償にします。
市は、日本の未来を担う子どもの成長を支える取り組みとして、「小中学生に係る福祉医療費の現物給付⦅令和4年度実施⦆」「同時在園の第2子に係る保育料無償化⦅令和5年度実施⦆」など独自の子育て支援を行ってきました。
そして今回、物価高騰で家計への負担が増加する中、子育て世帯の経済的負担を軽減し、諫早っ子の健やかな成長を応援するため、市立小中学校に通う児童・生徒の「学校給食費の完全無償化」を行います。
○なぜ、無償化にするの?
子育ての中でも「食の環境」を整えることは、子どもたちの心身の健やかな発育に欠かすことのできない特に重要なものであり、社会全体で支えていく必要があると考えました。
○財源は?
学校給食費無償化のためには、一般財源⦅市が自由に使えるお金⦆の確保が必要となります。
市は、歳入面で税収がここ5年で10億円の増となっていることや、固定資産税の課税免除制度の見直し効果で令和7年度から増収が見込まれること、また、歳出面でもさまざまな見直しを行うことで財源が確保できると考えています。
○保護者のこえ
子どもの将来のために役立てたい給食費の無償化と聞いて、とても嬉しかったです。市外の友だちからも、諫早市はいいねとうらやましがられました。私は小学1年生から中学2年生まで4人の子どもがいるので、毎月2万円近くの給食費が無償化されるのは家計的にもすごく助かります。無償化された分は、子どもの習い事や子どもたちの将来のために蓄えておきたいと思っています。
龍護華子さん(貝津ヶ丘)
◆栄養たっぷりの給食を届けています
意外と知らない給食のこと。
諫早市では、西部と東部の給食センターから28小学校14中学校に給食を届けています。
学校給食がどのように作られているのかを見ていきましょう。
[START]7:30 食材の納品
当日使用する肉や野菜など、異常がないか確認します。
7:40 食材の下処理
野菜は3層シンクで3回以上洗います。肉や魚は専用室で下処理します。
9:00 調理開始
一釜で小学生のおかず約1,000人分、焼物は専用機で一度に約1,600人分、揚げ物は1分間に約30個調理。
9:20 食器の搬送
事前に学校に食器を届けます。
11:00 給食の搬送
2つの給食センターから約11,800食の給食を届けます。
11:30 検食
学校で校長先生が検食します。
12:00 みんなでいただきます
みんなで残さず食べます。
[GOAL]13:45~16:00 洗浄・保管
専用自動洗浄機で洗浄し、翌日の食器などを数えてセットし、熱風消毒庫で消毒します。
厳格な手洗い、ゾーン分けなど徹底した衛生管理のもとで調理している調理員さん。作業を分担してチームワークよく、和気あいあいと手際よく調理しています。
◆子育てに優しいまちづくりを
諫早っ子の健やかな成長を応援するため、本年4月から市立小中学校の「学校給食完全無償化」を実施しています。
諫早の未来を担う子どもたちは、かけがえのない宝物です。
これから子育て支援の充実に努め、「諫早で子育てをしたい」「諫早で子育てができて良かった」と感じていただけるよう全力で市政運営にまい進してまいります。
皆さまのご理解とご協力をよろしくお願いします。
諫早市長 大久保潔重
<この記事についてアンケートにご協力ください。>