■スポーツとの関わり方は人それぞれ
15人制男子ラグビー日本代表候補による菅平合宿、ラグビーやサッカーなど約1000ものチームが来訪を予定、ウインタースポーツでは約25万人が来場、2028年国民スポーツ大会のラグビーフットボール競技会場に内定、菅平アリーナ・菅平サニアパークのネーミングライツ契約締結など…
コロナ禍では合宿やウインタースポーツなどで菅平を訪れる人が減少しましたが、その苦境を乗り越え、いま菅平がスポーツを通して熱く盛り上がっています。
そこで、スポーツを「する人」「みる人」「支える人」という3つの観点から、菅平でのスポーツの盛り上がりに迫ります。
◆Action 01 する
さなだスポーツクラブ(陸上)の皆さん
・さなだスポーツクラブ(陸上)
中学生9人、小学生2人の計11人が所属。真田中学校体育館やアンダーアーマー菅平サニアパークで練習を行っている。
▽陸上をはじめたきっかけは
小学生の時に参加したスポーツ体験教室で、いろいろな競技を体験したけれど、陸上がとても楽しかったので、はじめました。
▽どんな練習をしていますか
長距離や短距離のほか、幅跳びやジャベリックスロー※の練習をしています。
※ジャベリックスロー…ロケット状の投てき物(ターボジャブ)を投げる競技。
▽菅平やサニアパークの良さは
風が涼しいし、陸上競技場のトラックが走りやすいので、とても練習しやすいです。
▽今後の目標は
リレーや個人種目で県大会に出場したいです。
◆Action 02 みる
15人制男子ラグビー日本代表候補菅平合宿の公開練習を見学していた 松尾さん(9歳・兵庫県在住)
▽スポーツをどのくらい観戦しますか
ラグビーを1年に10〜15試合現地で観戦しています。
▽ラグビーを好きになったきっかけは
ラグビースクールで、タグラグビー※などを体験して好きになりました。
※タグラグビー…腰につけた札(タグ)を取り合いながら行うラグビー。タックルやスクラムなどの激しい身体接触がなく、だれでも気軽に楽しめるスポーツ
▽スポーツ経験は
保育園の年中から地元のチームでラグビーをしています。
▽菅平の印象は
オーストラリアのように景色がきれいで、涼しくて過ごしやすいです。
▽日本代表候補選手の印象は
体が大きくて迫力があります。今日は試合の時よりも近くで選手を見ることができ、うれしいです。
◆Action 03 支える
一般社団法人 菅平高原観光協会 理事長 下平さん
▽菅平高原観光協会とスポーツとの関わりは
昭和2年にスキー場として大きく発展した頃から、スポーツとは本当に関わりが深いです。協会員の畑をグラウンドに整備し直すなど、環境を整えてきました。
▽菅平の良さは
トレーニング後にエアコンなしでもよく眠れる冷涼な気候や、グラウンドや体育館、アリーナなど設備や環境が整っています。
▽菅平の盛り上がりは
10年ぶりにラグビー日本代表候補が来ることで盛り上がりを感じています。中学・高校・大学生時代に菅平に来ていた選手もいるので、やっぱり応援したくなります。
またラグビーだけでなくスキーも盛り上がっていて、パインビークスキー場でJOCジュニアオリンピックカップなどが行われています。
▽スポーツの魅力は
世代を超えてつながれるところです。「この選手知ってる?」などと会話しながら、年代を問わずすぐに打ち解けて仲良くなれるので、改めてスポーツは良いなと感じます。
▽これからの菅平
菅平を訪れる方が快適に過ごせるように、スポーツなどでお越しいただいたお客さまなどからアドバイスをいただきつつ、私たちにできることを検討しているところです。
スポーツの力でつながった方々と協力しながら、より良い菅平を作っていきたいと考えています。
◆スポーツで人とつながる
スポーツは生涯にわたって楽しむことができ、心と体の健康に役立ちます。スポーツをすることによって、体力や持久力が向上できるだけでなく、日常のストレスが解消されリフレッシュできるはずです。
また、スポーツは共通の興味や目標を持つ人とつながることができます。他の参加者と交流したり、友だちとの友情を育んだり。新しい人との交流は私たちの生活を潤してくれます。
何かひとつでも自分が親しめるものを見つけ、スポーツを楽しんでみませんか。
※市内のスポーツ施設は市ホームページから
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