■しもやけ SHIMOYAKE
しもやけ(霜焼け)は医学的には「凍瘡(とうそう)」と呼ばれており、寒い季節に手足や耳たぶなどが赤~赤紫色に腫れ、じんじんとする痛みやかゆみを伴います。
指先などの末端ではもともと血管が細いため、寒さで血管が収縮すると血液の流れが悪くなる血行障害が原因です。
樽柿(たるがき)型:子どもに多い症状で、手足全体が赤紫色になって腫れあがります。
多形紅斑(たけいこうはん)型:大人に多く、小指の先くらいの大きさの赤みや丘疹(きゅうしん)が部分的にできます。
予防01:窮屈な靴は履かない
予防02:入浴やマッサージで血行をよくする
予防03:外出時には手袋、耳当て、帽子などで保温する
予防04:汗をかいたらこまめに拭く、着替える(特に、靴下や手袋)
予防05:軽症の場合は、炎症を抑え血行を促進するクリームを塗る
しもやけが長期間治らないときや、症状(痛み、腫れ、水ぶくれ、ただれ)がひどいときは、皮膚科を受診しましょう。
気候が良くなれば自然と軽快しますが、春になっても症状が治らない場合や寒い時期以外に似た症状が現れたとき、発疹や発熱、関節痛などの全身症状もあるときは、他の病気が影響しているかもしれません。受診して医師に相談しましょう。
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