市では、市民・事業者と連携を図りながら脱炭素に向けての取り組みを推進するため、「中野市地球温暖化防止実行計画(区域施策編)」を新たに策定しました。
特集では、計画の概要や取り組みの内容についてご紹介します。
■計画策定の目的
地球温暖化により、降水量や海面水位の変化、生態系の喪失などの自然界における影響だけでなく、インフラや食料不足、水不足など人間社会を含めて深刻な影響が想定されます。
市内でも、近年大型化した台風や集中豪雨といった過去に経験したことのない自然災害が発生しています。
これらのことから、2006年3月に策定した市の行動指針「中野市地球温暖化防止実行計画(事務事業編)」に続き、地球温暖化対策を市全体で一層推進するため、本計画を新たに策定しました。
■中野市地球温暖化防止実行計画(区域施策編)
本計画の期間は2024~2030年度の7年間です。
また、温室効果ガス排出量について、基準年度を2013年度に設定し、現況年度を20年度、目標年度は短期目標を30年度、中期目標を40年度、長期目標を50年度としています。
◆現状と目標 市の温室効果ガス排出量について
基準年度と現況年度の推計、国や市が削減対策をした場合の削減見込み量を算出しました。
▽ー目標-
基準年度と比較して
短期目標;実質60%削減
中期目標:実質80%削減
長期目標:実質ゼロに!
◆目標達成に向けた3つの基本方針
▽基本方針1
省エネルギー対策の推進
施策1:くらしにおける省エネルギー対策
施策2:事業活動における省エネルギー対策
施策3:地域における省エネルギー対策
▽基本方針2
再生可能エネルギーの普及拡大
施策1:公共施設などへの率先的な再生可能エネルギー導入
施策2:市内への再生可能エネルギー導入・活用推進
▽基本方針3
総合的な地球温暖化対策
施策1:吸収源(森林・農地など)対策
施策2:ごみの減量化・資源化の促進
施策3:基盤的施策の推進
施策の詳細は市公式ホームページをご覧ください!
■市民・事業者の皆さまへ ご協力をお願いします
・不用になった製品はフリーマーケットに出品やリサイクル
・太陽光発電システムなどの再生可能エネルギー設備を導入
・グリーンカーテンなど家庭での緑化
・外出・通勤は徒歩や自転車、公共交通機関を利用
・生産・流通・販売時のプラスチックの使用縮減
・買い物や外食は食べ切れる量を購入・注文
・新築・増改築は省エネ・断熱性能が高いものへ
・生ごみ堆肥化機器を活用
・電化製品などの購入は、省エネルギー型のものを!
できることはこんなにも…!
■脱炭素に向けた補助金・助成金をご活用ください!
▽NEW! 既存住宅エネルギー自立化補助金
既存住宅に太陽光発電システム・蓄電システムを設置する方に補助金を交付
県の既存住宅エネルギー自立化補助金と併用が可能です。ぜひ、ご活用ください。
詳細は、県公式ホームページをご覧ください。
▽生ごみ堆肥化機器等購入費助成金
一般家庭の生ごみを堆肥化・減量化する機器などの購入費の一部を助成
・購入費の1/2以内で
・1基につき限度額4万円
▽宅配ボックス等購入費補助金
再配達を抑制し、温室効果ガスの削減を図るため、宅配ボックスなどの購入費を一部補助
・購入費の1/2以内で
・1台につき限度額1万円
各補助金の詳細や注意点は、市公式ホームページをご覧ください!
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