■耳の健康を守りましょう
皆さんは「フレイル」という言葉を聞いたことがありますか。こころや体の活力が低下し弱った状態、介護が必要となる手前の段階にあることをいいます。この「フレイル」につながる要因の一つに耳の聞こえづらさ(難聴)が挙げられます。今回は耳の健康についてお伝えします。
●こんな経験ありませんか?
▽聞こえのチェックリスト
・会話中、聞き返すことがよくある
・話を聞き取れず、推測で判断することがある
・玄関のチャイム音、電子レンジの音が聞こえづらい
・テレビやラジオの音量が大きくなってきた
・話し声が大きくなったと言われることがある
・耳鳴りがする
1つでも当てはまる方、耳の聞こえが気になる方は加齢性難聴になっているかもしれません。
●聞こえづらさから「認知症」に
私たちの脳は「耳からの情報=刺激を受ける」ことで活発さを保っています。難聴を放置し、耳からの刺激が減ることで脳の働きが弱まり、「認知症」を発症しやくなるといわれています。耳の聞こえづらさを自覚した時は、耳鼻科を受診し早期に対応ができれば進行を遅らせることができます。また、検査の結果から「自分にあった補聴器」を選ぶことも大切です。
●耳の健康を守るために
加齢性難聴は、糖尿病・高血圧などの生活習慣病、過度な飲酒や喫煙、騒音などで発症する危険性が高まります。耳の健康のために、日常生活を見直してみましょう。
・騒音を避ける
・良質な睡眠
・ストレスをためない
・適度な運動
・バランスのよい食事
・年に1回の聴力検査
問合せ:福祉相談課 介護予防係
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