■市の財政を家計簿に例えてみた
※令和4年度決算の歳入総額を500万円に置き換えて、家計に例えています。
◇支出
◇収入
※差引残高…10万円
■家計簿をポイントで見てみよう!
◇生活費はなぜこんなにかかっているの?
生活費は、大きく削ることができないものです。どのようなものが生活費としてかかっているかというと、本市は保育現場への人的投資に力を入れているため、国の保育士配置基準より手厚く配置しており、人件費の割合が高めです。他にも扶助費という、子育て世帯や障がい者などの生活を社会全体で支えるための費用も生活費の一部です。
◇貯金はできているの?
家計簿で見ると、収支の差引残高は10万円で黒字です。この中から、翌年度へ繰り越すお金を除いたものを貯金しています。決算で考えると約5億円を貯金できています。
市の財政基盤を表す数値である財政力指数について、本市は0.63と県下19市では4番目に良い数値となっており、健全な財政運営ができているといえます。
■4年度の主な事業
◇地域DXセンター「core塩尻」整備事業
4億8850万円
「最先端の技術を活用し、まちに変革を起こし続ける場所」をコンセプトに、地域DX※の取り組みをさらに加速化するため、ウイングロードの一部区画を改修して施設を整備するとともに、運営に必要な備品の購入や事業構想の策定を行いました。
※DX…デジタル・トランスフォーメーション
◇小坂田公園再整備事業
3億9430万円
小坂田公園を再生・活性化し、多様なニーズに対応したにぎわいのある公園にするため、2・3年度に引き続き再整備を進めました。4年度は、サッカー場、子ども広場、噴水、管理棟、駐車場、トイレなどの整備を行いました。
■感想を聞いてみた!
◇身近に感じることができました
[塩尻志学館高校 要明 幸樹さん]
普段私たちが使用している中央スポーツ公園などの施設も、市のお金で維持・管理されていることを知りました。私たちは税金を払っていますが、それも結果的には自分たちのために使われていることが知れて良かったです。
歳出・歳入という言葉だけで聞くと難しく感じますが、普段の自分の生活に当てはめて考えてみたらすごく身近に感じました。市の決算について知ることも大切だなと思いました。
◇自分事として考えられました
[塩尻志学館高校 二村 一慶さん]
歳出や歳入という言葉は聞いたことがありましたが、深く考えたことがありませんでした。市のお金について分かりやすく教えてもらい、初めて知ることも多く、楽しく学ぶことができました。
普段自分でやりくりしているお小遣いに例えて考えるとより分かりやすく、自分事として考えられました。今後、自分で収入を得るようになったときは、きちんと自分の収支を把握できるよう家計簿を付けてみたいと思います。
※決算の詳細は、市ホームページ(【URL】https://www.city.shiojiri.lg.jp/soshiki/11/13491.html)でもご覧いただけます。
問合せ:財政課財政係
【電話】0263-52-0280 内線1361
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