■芸術文化~高校生編~
塩尻市芸術文化振興協会に登録している団体だけでなく、市内の高校3校でもさまざまな芸術文化活動が行われています。各高校の芸術文化に関する部活動から一部をご紹介します。
◇みんなで良い作品を作りたい
[塩尻志学館高校書道部 部員 小泉 世知(せしる)さん]
塩尻志学館高校書道部は、放課後に書道室などで活動しています。放課後の練習では、終わりの時間を決め、集中して練習しています。書道部の主な発表の場は、高校の文化祭での作品展示や、各種書道展への出展です。また、自分たちが出展するものだけでなく、企業や市から、テーマの決まった作品を依頼されて、大きなものに取り組むこともあります。みんなでテーマに合うレイアウト・絵・歌詞を考え、みんなで作り上げています。今も新たなテーマで依頼があり、作成しています。
私が書道を始めたきっかけは、小学2年生の時に習い事をやってみたいと思い、自分でできそうなものは何かと考え、書道を選びました。中学1年生の時に勉強に集中したかったので、一時的に書道を辞めました。しかし、高校に入学し、部活動見学をした時に、また書道をしたいと思い、書道部に入部しました。書道で字を練習しているおかげで、きれいな字を書くことができると実感しています。書いた字を友達から褒められることがうれしいです。
今後の、個人的な目標は賞をもらうこと、部の活動目標は作成する物を良い作品に仕上げることです。
◇見た人からのカッコいいが褒め言葉
[田川高校ダンス部 部長 吉江 一菜愛(ひなの)さん]
田川高校ダンス部は、1年生2人と2年生3人の5人で、放課後にダンスの練習に励んでいます。練習しているダンスの種類は、ヒップホップやガールズ、ジャズなどです。踊る曲をみんなで決め、振り付けは自分たちで考えたり動画サイトなどで見つけたものを取り入れたりして作り上げています。ダンスの発表をできる主な場としては、高校の文化祭や長野県高等学校ダンスフェスティバルなどです。他にも、えんてらすのイベントなどでダンスパフォーマンスをすることがあります。
私は、幼稚園児のころからダンスをするのが好きで、小学2年生からダンススクールに通い始め、今ではダンス歴が9年となりました。部活動では、部長として活動の中心となり、部員たちに振り付けを教えて、ダンスが上達するよう取り組んでいます。苦手な振り付けを踊ることができるようになるまでに時間がかかりますが、ダンスが好きだから続けられています。
私にとって次で最後となる高校の文化祭に向け、練習しています。曲数を増やしたり、フォーメーションダンスなど見せ方もより工夫することができたりするので、多くの生徒の入部を期待しています。
◇自由に表現できることが魅力
[東京都市大学塩尻高校戯画部 部長 清沢 真央(まお)さん]
東京都市大学塩尻高校戯画部は、部員7人で、放課後に活動をしています。主に、学校の文化祭で展示や販売をする絵や、まんが甲子園をはじめさまざまなコンクールに出展する作品を制作しています。文化祭で販売する作品は、1人2、3作品を出品し、来場する皆さんのおかげで、ほとんどが売れています。他にも、書道部と共同の詐欺防止のポスターや、駅のお弁当の掛け紙に絵が採用されています。
私は、ただ絵を描くだけでなく、さまざまな画材を使って自由に表現できるところに魅力を感じ、戯画部に入部しました。今は、紙に描くだけでなく、タブレットなどデジタル媒体を使って絵を描いています。デジタル媒体は修正がしやすいですが、紙に描くときは気軽に修正ができないので、難しいですね。しかし、何を描こうかと考えて、描くものが決まった時は、わくわくした気持ちになります。人物画でいろいろな表情を描けることや、使う画材によって絵の仕上がりが違うものになることが面白いと思います。
私の今後の目標は、紙に描いた作品をコンクールに出して、入賞することです。目標に向かって、取り組んでいきます。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>