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自治体の皆さまへ

[特集]災害に備える(1)

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長野県塩尻市

今年の1月1日に能登半島を襲った大地震。本市でも、地震はいつ起きるか分かりません。自分や家族の命を守るために、災害への備えについて考えてみませんか。

■地震は他人ごとではない
上の写真は、能登半島地震で被災した家屋の3カ月後の写真です。最大震度7の地震が多くの人の生活に甚大な被害をもたらしました。災害から約8カ月たった今でも、千人を超える人たちが避難所で生活しています。
地震は、激しい揺れが人々や建物などを襲い、多くの尊い命や住宅などの生活の基盤を一瞬にして奪います。また、台風などの風水害とは違い、いつ・どこで・どのくらいの規模で発生するかの予測が難しい災害です。
本市周辺でも、糸魚川―静岡構造線断層帯や伊那谷断層帯、境峠・神谷断層帯、霧訪山―奈良井断層帯の地震が起こる可能性があります。文部科学省の地震調査研究推進本部によると、牛伏寺断層を含む糸魚川―静岡構造線断層帯で、マグニチュード7・6程度の地震の発生確率が、今後30年以内に14~30%と推測されており、地震の発生リスクは高くなっています。
※写真は本紙またはPDF版を参照してください。

■自分の命を守る備えが大切
本市では、避難所に避難した人が共同生活をするために食料や水、その他避難所で必要になる物品を備蓄倉庫で保管しています。
しかし、避難者数が想定を超えた場合は、市の備蓄では不足する可能性があります。そのため、市民の皆さんには最低でも3日、可能な限り1週間分の水や食料、生活必需品などの備蓄をお願いしています。

■家族や地域で備える
先月、日向灘を震源とするマグニチュード7.1の地震が発生し、南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が発表されました。南海トラフ巨大地震(マグニチュード9.0)が発生した場合、本市でも最大震度5強の揺れが想定されています。
「私たちが住む地域は大丈夫」と油断せずに、日ごろから防災意識を高め、家族や地域で災害に備えることが重要です。

■備えていますか?非常時の防災グッズ
非常時に必要な物のリストです。いざという時のために、日ごろから備えましょう。
◇非常時持ち出し品
避難時にまず持ち出す物です。すぐに持ち出せる場所に保管しましょう。
・常備薬・かぜ薬 など
・お薬手帳(ある人)
・マイナンバーカード(ある人)
・健康保険証・診察券
・傷薬・包帯・ばんそうこう
・衣類・下着・タオル
・ティッシュ
・防寒シート
・懐中電灯・携帯ラジオ
・乾電池・モバイルバッテリー
・現金(公衆電話用の10円玉)
・通帳・印鑑
・携帯用トイレ
・飲料水
・軍手
・保存食(アルファ米、レトルト食品 など)
・箸・スプーン など

◇非常時に備えた備蓄品
避難後の生活を支える物です。3~7日分を準備しましょう。
・毛布・寝袋
・新聞紙
・洗面用具
・鍋・やかん
・トイレットペーパー
・筆記用具
・バケツ
・飲料水(1人1日3ℓ目安)
・保存食(缶詰やレトルト食品 など)
・チョコレートなどの菓子類
・調味料
・卓上こんろ
・ガスボンベ
・携帯こんろ
・固形燃料

[危機管理課 櫻山]
このリストの他に、自分が必要な物(眼鏡や入れ歯など)を用意してください。
また、食料などの備蓄品は、普段から多めに買い置きしましょう。日常生活で使い、使った分を買い足すことで常に一定の備蓄を保つことができます。

■ハザードマップのご活用を
本市では、地震、風水害などの災害に対する備え、避難場所や避難時の心得などさまざまな情報を掲載した塩尻市防災ハザードマップを令和6年3月に改訂しました。
家庭や地域での防災対策などにご活用ください。

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