■こころの不調を感じていませんか?
暑い夏が終わり、朝晩の空気が肌寒くなりました。次の症状がある場合は、秋から冬にかけて発症が増える「季節性うつ」の状態か
もしれません。
・気分が落ち込む
・ぐったりとして疲れやすく、身体を動かすのが面倒
・今まで楽しんできたことが楽しめない
・考えがまとまらず、集中力が明らかに落ちている
・睡眠時間が長く朝起きられない、または眠れない
・食欲がなくなった
・食欲を抑えられず、炭水化物を中心に食べ過ぎる
「季節性うつ」の発症は脳内の神経伝達物質「セロトニン」の生成不足が一因といわれます
■セロトニン・メラトニン
日中、ひとが太陽光を浴びると体内で「セロトニン」が作られます。セロトニンは、「メラトニン」という睡眠ホルモンの原料です。メラトニンは、ひとの睡眠リズムやホルモン分泌を調整している為、不足すると体調不良を起こします
■季節性うつの対処法
(1)規則正しい食事で良質なタンパク質を摂る
肉・魚・卵・大豆・乳製品のタンパク質は、セロトニン生成に必要な必須アミノ酸が含まれています。
(2)軽い運動を習慣化する
運動すると、気持ちをコントロールする「ドーパミン」が分泌されます。ドーパミンは気分の落ち込みやイライラなどの症状を緩和してくれます。朝起きたら、カーテンを開き、日光を浴びながらラジオ体操をするのがお勧めです。
(3)自分の感情を話せる人を見つける
ひとりで悩んでいると、気持ちが増々沈んでしまいます。自分の気持ちを誰かに話すと良いでしょう。「こころの相談」など、公的な相談窓口も利用できます。
(4)自宅の照明を明るく
季節性うつの改善には、自然光に多く当たることが必要です。秋冬の時季は日照時間が短いので、可能な限り、部屋の照明を明るくして、体内リズムを調整しましょう。
(5)こころの不調が続く場合は、早めに医療機関に行くことも必要です。精神科や心療内科などの専門医に相談しましょう。
■こころの悩み電話相談
(1)長野県精神保健福祉センター(こころの相談)【電話】026-266-0280
(2)こころの健康相談統一ダイヤル【電話】0570-064-556
(3)長野いのちの電話【電話】0263-88-8776
(4)よりそいホットライン【電話】0120-279-338
(5)24時間子どもSOSダイヤル(学校生活相談)【電話】0120-0-78310
(6)チャイルドライン【電話】0120-99-7777
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