〔健康ガイド〕多様な性について～自分らしく生きられる社会へ～

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性のあり方は「からだの性」だけでなく、「性的指向」や「性自認」によって様々です。
「男だから…」「女らしく…」等、ジェンダー(※)にとらわれることなく、ひとりひとりの個性が尊重され、その能力が十分に発揮される環境づくりが求められており、近年「LGBT」という言葉が広く知られるようになりました。
※ジェンダー社会によってつくりあげられてきた「男性像」「女性像」

■性的指向
どのような人を好きになるのか
L　レズビアン
同性を愛する女性
G　ゲイ
同性を愛する男性
B　バイセクシャル
両方の性別を好きになる人

■性自認
自分の性をどのように認識しているか
T　トランスジェンダー
からだや戸籍上の性別とは異なる性別として生きていきたいと望む人

「LGBT」以外にも、男女のどちらにも恋愛感情を持たない人、自分自身の性が決められない人・分からない人等、様々な人がいます。こうした人を含めて「LGBTQ」「LGBTQ+」と表現されることもあります。

■「ALLY(アライ)」を知っていますか
英語で「支援者」「協力者」を意味する言葉で、「LGBT」について正しい知識を持ち、理解し、支援しようとする人のことです。
「これをすればALLY」という定義はありませんが、次のような行動で「ALLY」となることができます。
・性の多様性について、本や研修等で学ぶ。
・異性愛を前提としない会話を意識する。例「彼氏・彼女」ではなく、「恋人」

性的指向や性自認は自らの意思に基づいて選択・変更できないものです。
何かをしなければではなく、それぞれの人にとっての「自然」や「当たり前」をお互いに認め、尊重しあうことが大切です。