■空き家をお持ちの方へ
現在、空き家の増加が全国的に問題となっており、木祖村も例外ではありません。空き家を放置すると、災害時の倒壊や景観の悪化、近隣への悪影響など、様々な問題につながる可能性があります。また、令和5年12月に「空家等対策の推進に関する特別措置法」が改正されたことにより、空き家を適正に管理しないと、強制的に取り壊されて高額な解体費用を請求されたり、固定資産税が増えてしまったりする可能性があります。さらに、令和6年4月からは所有権登記が義務化されるなど、取組が強化されており、空き家に関する問題は他人事ではなくなってきています。
一方で、地方移住への関心は高まっており、空き家を利用したいという問い合わせは本村でも増加しています。「古民家」や「リノベーション」の人気も高まっているため、価値がないと思っている空き家でも、ぜひ住みたいという方がいらっしゃるかもしれません。大切なお家を「負の遺産」にせず、「地域の財産」にしてみませんか?
■空き家バンクについて 村の制度をご紹介します!
空き家の情報を村と県のホームページにて公開し、移住希望者などの利用したい方にご紹介する制度です。令和5年度は賃貸又は売買で7件の成約がありました。利用希望者も徐々に増加しており、令和5年度の新規利用希望者は23名となりました。
◆よくあるご質問
Q.あちこち壊れているから、直してからでないと貸せないのでは…?
A.利用者の中には、自分でDIYをしたいという方も多くいらっしゃいます。「壊れている箇所がある」「不要な家財が多く残っている」等の事情があっても掲載は可能です。
Q.手放したいので、貸すことは考えていないんだけど…
A.移住希望者にとって、いきなり知らない土地に物件を購入するのは心理的なハードルが高いものです。実際に空き家バンク利用者は賃貸物件を探している場合がほとんどです。
まずはお試しの意味も込めて賃借してもらい、将来的に購入してもらう等の方法もご検討ください。所有者にとっても、何もせず放っておくよりも、物件の管理をしてもらえて、収入にもつながるメリットになります。
Q.人に貸したい/譲りたいけど、ホームページに公開するのは抵抗がある。
A.ホームページには掲載せず、利用希望者に直接おつなぎすることも可能です。あきらめずに一度ご相談ください。
■空き家に関する補助制度一覧
村では、以下の補助制度を実施しています。利用をご検討の方はお気軽にご相談ください。
◇空き家活用事業補助金
空き家バンクに登録するため、荷物の撤去や清掃等にかかる費用を補助します。
対象者:所有者等
補助金額:4/5(上限9万円)
◇空き家改修事業補助金
空き家バンクを通じて賃借または購入した物件の改修のための費用を補助します。
対象者:利用者
補助金額:1/2(上限45万円)
※施工業者は村内業者に限る
◇老朽空き家対策事業補助金(解体補助金)
老朽化した空き家の解体費用(建て替えは対象外)を補助します。
対象者:所有者等
補助金額:4/5(上限50万円)
※施工業者は村内業者に限る
◇空き家の除却に係る土地の固定資産税減免制度
空き家を解体した場合、3年間は住宅用地特例適用時の税額に固定資産税を減免します。
◇空き家バンク仲介手数料補助金
空き家バンクを通じて成約した場合、宅地建物取引業者に支払った仲介手数料を補助します。
対象者:所有者等および利用者
補助金額:1/2(上限5万円)
◇空き店舗等活用事業補助金
村内空き店舗を改修して事業を行う場合に改修費用を補助します。
対象者:空き店舗活用者
補助金額:1/2(上限45万円)
※施工業者は村内業者に限る
■空き家所有者向けフローチャート
ご紹介している対策は一例です。空き家でお困りのことがあれば、窓口までご相談ください。
お問い合わせ:木祖村役場総務課企画財政係(担当:田中)
【電話】0264-36-2001【FAX】0264-36-3344【E-mail】iju-akiya@kisomura.com
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