■4月1日(月)から、東御市子ども第三の居場所で〝子どもの成長と発達のサポート事業〟が始まります!
東御市子ども第三の居場所「ゆめぽけっと・とうみ」では、月~金曜日の午前に〝子どもの成長と発達のサポート事業〟を実施します。これまでも実施してきた親子で参加する遊びの教室や子育てに関する相談、児童精神科医による発達の相談の他、ことばのことや体の動かし方の相談等、子どもの成長をサポートし発達を促す専門的なサービスを提供していきます。
◆乳幼児健診時に子どもの〝要フォロー率〟が増加しています。
新型コロナウイルス感染症が流行して以来、乳幼児健診で要フォローとなるお子さんが増加しています。特に1歳6ヶ月児時点で顕著な増加が認められています。どうして発達に心配のある子どもが増えているのでしょうか?実はこの背景にどんなことが影響しているのか、まだわからないことがたくさんあります。
1歳6か月の子どもは、自由に動き回れるようになったり、言葉でコミュニケーションがとれるようになったりと、成長が著しい時期にあたります。また、自立心が芽生え始め、自分でなんでもやりたがる時期でもあり、子どもの発達において極めて重要な時期でもあります。
このような大切な時期に、コミュニケーションの取り方や遊びの性質、対人関係、ことばの状態などの発達を確認して、お子さんの発達の様子に気になることがあれば、なるべく早期に適切なサポートを開始することが重要です。
日々の育児の中で感じる困り感、育てにくさの背景には子どもの発達特性があることも少なくありません。
発達特性を見逃さず、可能な限り早期に子どもにあった適切な支援を受けることや、必要に応じて診断を受けることは、子どもの育ちをサポートする上で極めて大切なことなのです。
◆「子どもの成長と発達のサポート事業」とは?
「子どもの成長と発達のサポート事業」は、お子さん一人一人の発達を促すため、発達段階や特性に合わせてより専門的な支援を提供するサービスです。
このサービスでは、お子さん一人一人について、保護者のお話をしっかり聞きながら、そのお子さんのコミュニケーションの取り方や遊び方、対人関係、ことばの状態など、丁寧にアセスメントを行います。
その上でお子さんの発達課題を見極め、ご家族が希望する場合は速やかに医療へつなげたり、小集団のグループ支援や個別相談を通じて、早期にお子さんの発達を促す関わりを開始するなど、ご家族のニーズに寄り添いながら支援していくものです。
また近年の傾向として、お子さんが1歳6か月の時点で就労している母親が増加しています。このため、保育園への巡回相談などを増やしていくなど、この事業では既に入園しているお子さんに対してもサポートを強化しています。
◆どんな支援サービスがあるの?
子ども第三の居場所「ゆめぽけっと・とうみ」では、平日の午前9時~12時までの午前中、子どもの発達をサポートする様々な事業を実施します。
ご利用の対象は主に就学前のお子さんと保護者です。
ちょっと言葉がゆっくりかな、落ち着きがなくていつもどこかへ行ってしまう、健診で課題がうまくできなかった、手をつなぐのを嫌がる、初めてのことが苦手ですぐに泣いてしまう、かんしゃくが激しくて怒りん坊など、お子さんの発達に関してご心配なことがあれば、いつでもご相談ください。
専門スタッフが保護者と一緒になってお子さん一人一人に最適なサポートを提供していきます。
※詳しくは本紙またはPDF版をご覧ください。
▽少人数グループ教室(就園前まで)
・「ひまわりっこ」
4~5人程度の少人数で、親子で体を使ったふれあい遊びやサーキット、ペープサートや絵本など、子どもが興味を持てるような遊びの教室です。
▽個別相談
・「ことばの相談」
言語聴覚士に、お子さんの言葉に関する心配事などを相談できます。
・「体と運動の相談」
作業療法士に、お子さんの体の動かし方について相談できます。
・「発達相談(18歳まで可)」
子どもの発達の専門医である児童精神科の先生にお子さんの発達について心配なことを気軽に相談できます。
・「育児相談(18歳まで可)」
公認心理師に、駄々こねがひどい、お友達を叩く、落ち着きがないなど、育児にまつわる様々な心配事を相談できます。
▽保護者の学び教室(年齢別のグループで、18歳まで可)
・「ペアレント・トレーニング」
子どもの行動の原理について学び、お子さんに対してより効果的な関わり方を学びます。
・「おしゃべり会」
子育てにまつわる色んなことを気軽におしゃべりして、共感したり、励まし合ったり、しゃべってすっきりしましょう。
問い合わせ先:子どもサポートセンター(子ども家庭支援課)
【電話】71-0450
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