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公民館報 東御 2024年9月号

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長野県東御市

■令和6年度 分館交流スポーツ大会の結果
◆親睦を深めた分館交流スポーツ大会
5月から7月にかけて、市内5地区で分館交流スポーツ大会が開催されました。
地区によっては雨などの影響で、実施できなかった競技もありましたが、ソフトボール、野球、ソフトバレー、ビーチボール、マレットゴルフ、ボッチャなどの種目で熱戦がくり広げられました。
各地区の大会の様子や結果は次のとおりです。

▽祢津地区
・分館交流スポーツ大会結果[実施…5月26日]

▽滋野地区
・分館交流スポーツ大会結果[実施…6月2日]

※ソフトボール、マレットゴルフは雨天により中止

▽和地区
・分館交流スポーツ大会結果[実施…6月22日]

※ソフトボール、マレットゴルフは雨天により中止

▽田中地区
・分館交流スポーツ大会結果[実施…6月30日]

▽北御牧地区
・分館交流スポーツ大会結果[実施…7月7日]

■公民館講座を訪ねて
◇女性学級
女性学級では、自分で課題を見つけ、解決に必要な見識や教養を深め、その力を地域で発揮することを目的に年10回活動しています。
学びたいテーマは、初回に受講生同士で話し合いをして決定します。分野は幅広く、座学、運動、料理、芸術鑑賞等があります。
今回は、6月に体験した「ボッチャ講座」を紹介します。市スポーツ推進委員を講師に迎え、基本的なルールから実戦で役立つポイントまで丁寧に教えていただきました。
初めて体験する受講生、既に地域で経験を積んだ受講生、立場はそれぞれでしたが、声をかけあい、楽しみながら学ぶことができました。

■市民大学講座
◇葛飾北斎を訪ねて小布施町へ
今年度の市外視察研修は小布施町に出かけました。葛飾北斎の天井絵が有名な岩松院、北斎館、北斎を小布施に招いた高井鴻山(たかいこうざん)の記念館などを中心に視察してきました。7月に発行された新千円札には「富岳三十六景 神奈川沖裏浪」のデザインが採用されるなど、今年注目されている北斎。たくさんの作品に触れ、北斎の魅力を満喫した一日となりました。

■おらほの歴史探訪
◆「東御市の無形文化財」(2)
前市文書館専門員 堀田雄二

前回に引き続き、貴重な市指定無形文化財をご紹介します。
◇金井の火まつり
寛保二年(1742)七月中に降り続いた長雨に台風の上陸が重なり、27日からは大雨になり、一旦降りやんだ八月一日、祢津を流下する所沢川上流の山体崩壊により、大量の土砂は金井村を始め田中宿のほとんどの家と人々・馬や牛などの家畜類を押し流し、金井村では三棟・田中宿では十九棟が残っただけという大惨事だったのです。
この事から、金井村は東側の小高い場所に村を作り、移り住みました。村の北側に「石尊大権現」を祀り、大雨が降り始めた七月二十七日には「金井の火まつり」を行い、亡き村人の霊を慰めました。この日は「石尊大権現」の本山「大山神社」の開山祭の日であり、元々行われていた雨乞いと虫送り行事、水害の被害者の追悼が重複したものと思われます。かつては区内の十歳から十五歳の男子が、長さ12mほどの三本の木を立て、先端を縛りその下に藁などを詰め、旧金井村の地から石尊大権現まで108か所の塔に次々火をつなぎ、その火を大きな塔に着けようとする区内の若者と、付けまいとする少年たちの攻防戦が行われていました。現在は、7月下旬の休日に、区民及び区関係者の男女によって開催されています。

◇有津倉(大石)のお念仏
毎年春と秋の彼岸の中日に行う「彼岸念仏」と、お葬式のあった家でその晩に祭壇の前で行う「じゃんぼん念仏」があります。円形に座った女性達が108個の玉がついた大数珠を「南無阿弥陀仏」を唱えて左から右へ送り渡し、一回り大数珠が回ると、一万遍と筆書きされた木札を畳に置き、これを百回行います。かつては市内各地で開催されていましたが、ほとんどなくなってしまいました。

◇加沢の念仏講
所沢川沿いにある念仏堂で、真冬に行う「寒念仏」と、お葬式のあった家でその晩に行う「じゃんぼん念仏」があり、「寒念仏」はかつては数日かけたそうです。現在は、支区で順番に担当し、一日で行います。大数珠・大鉦・小鉦・木札があり、大鉦には「寛保三年」の年号があり、前年の「戌の満水」の供養も考えられます。約百二十年前に建てられた念仏堂の天井には、各家の名前と家紋が描かれています。

編集:地域づくり支援課 地域コミュニティ推進係
【電話】64-5885

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