・給食センターは奥が深いのです。
学校給食センターでは、学校からの希望でクラス毎に試食会を開催しています。
食器や食缶などの都合で、学校行事などで提供する食数が少ない時に実施しています。
実際にお子さんが食べている給食を同じ量、同じ食器で試食していただき、栄養教諭・学校栄養士が給食の役割や献立の栄養価などを説明します。今年は、この11月までに、南小学校1回、北小学校5回、中学校1回、計7回開催しました。
今回は、試食会で皆さんからいただいたアンケートの中から、村男も「そうなんだ」と思ったことなどを見聞します。
◆給食についての感想(栄養教諭の説明などから)
◇献立の工夫や、塩分濃度に対しての感想が多くありました。
地場産品を多く利用するよう献立を工夫していた。塩気を薄くするために野菜を足したり、ダシをしっかりとっていた。栄養価やアレルギー対応など、献立委員会を開き献立の細かい対応をしていることなどがわかった。レバーは家では食べられないけれど、給食のは食べられる。好き嫌いについて話が聞けて良かった(スモールステップという言葉を知らなかった)。
※好き嫌いについて、スモールステップ(少しずつ)という方法を交え、栄養士が説明しました。好き嫌いについては、次号以降で村男が見聞します。
◆試食した感想(今日のメニューについて)
◇野菜など種類を豊富に使っていて、具沢山なことに驚いた感想が多くありました。
汁の味は薄味と感じた。味付けが工夫されていた。バランスがよく食べやすい。歯ごたえがあり、あごの力を使って食べることができた。具沢山だが食べやすい大きさだった。こども好みの味付けにしてある。サメの竜田揚げやレバーとポテトの味がらめは臭みがなくてよかった。ひと手間が大事と感じた。給食を食べるようになり、家で食べられるものが増えた。食器も村男のイラストが入っていて、かわいく、なにより軽くて使いやすい。自分の頃よりパンが美味しい。もっと冷たいと思っていたが温かかった。卵焼きは冷凍食品感が強く残念だった。
※凍り豆腐入り卵焼きなど、卵料理や餃子は冷凍となってしまいますが、美味しく食べてもらえるように工夫していきます。また、家庭では、食のバランスを考えるのが難しいとのコメントが多かったので次回以降の広報はくばで取り上げます。
◆家庭で給食のことが話題にでますか
◇「ときどきでる。」の回答が多数ありました。
デザートやパンなど、好きな献立だった時は、もっと食べたかったと兄弟間でも話題になっている。
◆希望や気付いた点など
◇レシピが欲しいという声が多数ありました。リクエストお待ちしてます。
給食の開始時間が遅い。もう少し給食の時間を多くとれないか。毎日牛乳を出さなくても、牛乳が進まないメニューの時はお茶やカルシウムを補える魚やチーズでも良いかと思う。器を丁寧に扱うという点では陶器でもよいと思う。もっとたくさん試食会を実施してほしい。
実は、カレーなど給食着が汚れる献立は週末などに提供していることに、お気づきでしたか。献立以外にも色々工夫されていて、これには村男もびっくりです。また、「自分が食べていた給食を思い出した」など懐かしい気持ちもつづられていました。
今回は、試食に関連する事項について取り上げてみました。献立委員会でも取り上げ、今後よりよい給食づくりに反映させていただきます。試食会に参加された皆さんありがとうございました。来年度も試食会は開催されます。大勢のご参加をお待ちしております。
◆12月より、学校給食センターの栄養教諭が変わります。
令和4年度より勤務され、村男の見聞録で栄養士秘伝のレシピでもおなじみの「伊藤勇真栄養教諭」が育児休業のため12月から来年の9月までお休みとなります。その間は、令和3年度まで勤務されていた「塩嶋久美子栄養教諭」にお越しいただくこととなりました。所属は中学校となりますが、各学校にもお邪魔しますので、お気軽にお声がけください。よろしくお願いします。
このコーナーでは、学校給食の献立レシピもご紹介します。リクエストがありましたらお伝え下さい。お待ちしております。
お問合せ:白馬村学校給食センター
【電話】0261-72-5143
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