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[町農業委員会だより] あぐこみニュース 第2号

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長野県箕輪町

「あぐこみ」とは、agriculture(アグリカルチャー:農業)committee(コミッティー:委員会)の略です。

■ホタルと暮らす里山づくり ~里山環境再生プロジェクト~
三日町区上棚「生きものの里」、福与区判ノ木沢

上伊那農業高校コミュニティデザイン科里山コースでは、三日町区上棚「生きものの里」、福与区判ノ木沢の荒廃農地で箕輪南小学校6年生や地域の方とともに「ホタルと暮らす里山づくり」を目指し、生態系の観察や環境整備などの活動を行っています。三日町、福与地区の農業委員、箕輪営農組合がこの活動に関わっています。

5月30日(火)交流会当日は、天気に恵まれ、青空のもと三日町上棚「生きものの里」にて交流会を行いました!上伊那農業高校里山コース2年生(21名)、箕輪南小学校6年生(14名)、箕輪営農組合役員が参加しました。
私たちの暮らしている環境はここ数年で変化してきました。その影響で生き物にも変化が出てきています。そこで、里山コースでは自然が残っている「生きものの里」をフィールドとして、生態系の観察等を行っています。また、この活動が生態系とその保全にどう役立っていくか小学生にも実体験を通して学んでもらいながら、世代間交流を通して、互いのコミュニケーション能力を高めあうことを目的としています。

交流内容は以下のとおりです。
◆午前の部では、高校生が里山や森づくりについて学ぶ中で、身近な場所でもホタルが暮らせる環境を増やしていこうと「生きものの里」で活動していることを知ってもらう機会になりました。

私たちは、3年前からこの生きものの里で、ホタルの観察や、捕まえたホタルを学校に持ち帰って、増やす活動をしています。でも、ホタルを増やすことが、ゴールではありません!また、遊休農地(福与判の木沢)でも里山環境再生づくりに取り組んでいます。
最後に、6月下旬から、ホタルが出てくる時期なので、家族の方々と一緒にホタルを観察してみよう!と小学生にアナウンスして本日の学習交流会は無事に終了となりました。

◆午後の部では、ホタルや生き物に詳しい信州大学名誉教授で松本ホタル学(まなぶ)会の代表の信州大学理学部特任教授藤山先生から、ホタルや生き物が暮らしやすい環境づくりについて、お話していただきました。高校生と小学生がペアとなって、7つのグループに分かれ、水辺や草むらなど周辺を散策しながら観察を行い、生き物調査をしました。捕獲した生き物は写真に収めた後、居た場所に戻してあげました。後日、高校生が生き物を特定して、小学生に模造紙等でプレゼン発表を行い、振り返り学習を行う予定です。

※詳しくは本紙15ページまたはPDF版をご覧ください。

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