毎年9月21日の「世界アルツハイマーデー」にあわせて、9月は認知症に関する啓発活動が行われています。高齢者の5人に1人は認知症になると言われ、誰もがかかる可能性があります。認知症について少し考えてみませんか。
町では、認知症になっても住み慣れた地域で、安心して自分らしく暮らせるよう、様々な事業を実施しています。
■認知症になっても安心して暮らすための4つのステップ
1.知る~認知症を正しく理解しよう~
◎認知症サポーター養成講座
認知症を正しく理解し、認知症の方やその家族を温かく見守る応援者を養成しています。
町では小中学生や地域の方等、1547名が受講されています。また講座受講者を「ながわ(輪)ささえあい隊」に任命し、支えあいの地域づくりを推進しています。
2.相談する~対処のしかたを知っておこう~
◎地域包括支援センター(役場町民福祉課高齢者支援係)
高齢者の総合相談窓口として、認知症に関する相談も受けています。
◎認知症初期集中支援チーム
複数の専門職が早期に関わり、医療や介護サービスが利用できるよう包括的、集中的に支援します。
◎認知症ケアパス(ガイドブック)
高齢者の総合相談窓口として、認知症に関する相談も受けています。
3.サポートする~認知症の人を支えよう~
◎認知症サポーター
認知症サポーター養成講座を受講し、認知症の方やその家族を見守り、地域で支える応援者です。
◎あったカフェ(認知症カフェ)(毎月第3月曜日)
認知症の方やその家族、地域住民、専門職の誰もが気軽に参加でき、交流や介護の相談等、誰もが集える場です。
(当事者のみを対象としたカフェを毎月第1月曜日に開催)
◎認知症高齢者等見守りネットワーク事業
行方不明になる可能性のある方や支援者を事前に登録してもらい、行方不明となった際に、支援者に情報を一斉配信し早期発見を目指します。
◎認知症高齢者等行方不明者捜索訓練(年1回)
認知症高齢者等見守りネットワークを活用し、住民の方と捜索訓練を行います。
◎できることもちよりワークショップ
お一人暮らしで困りごとのある認知症高齢者の架空の事例を用いて、隣近所でどんな支援ができるかアイデアを出し合い、認知症について考えるきっかけづくりとしています。
4.防ぐ~発症・進行を先送りしよう~
◎認知症予防教室(年6回)
認知症予防の話や脳トレ、頭で課題を考えながら体を動かすコグニサイズ等を行います。
※上記事業の開催日時等の詳細は、広報等でお知らせしています。
◎認知症予防
「適度な運動」「バランスの良い食事」「社会参加」が重要と言われています。生活の中でできることから取り入れてみてはいかがでしょうか。
◎認知症でも大丈夫!なまちへ
認知症になっても住み慣れた地域で生活し続けるには、地域での支え合いや見守りが欠かせません。自分の家族や大切な人、そして自分が認知症になっても安心して暮らせる地域づくりについて、一緒に考えてみましょう。
問合せ:町民福祉課高齢者支援係
【電話】75・2046
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