脱炭素社会の実現には、一人ひとりのライフスタイルの転換が重要です。「ゼロカーボンアクション30」にできるところから取り組んでみましょう!
■第4回食品ロスを減らしましょう
CO2(二酸化炭素)の排出を削減し、地球温暖化の進行を緩和する「ゼロカーボンアクション」。今回は、食品ロスの削減についてご紹介します。
「食品ロス」とは、本来食べられるのに捨てられてしまう食品のことを指します。作りすぎた料理が食べきれずに廃棄されたり、手つかずのまま期限切れ等の理由で捨てられたりといった家庭からの発生のほか、外食での食べ残しもこれに含まれます。
国内全体の食品ロスの量は、令和3年度で523万トン、1人当たり約42キログラムにもおよび、これは国民全員が毎日お茶碗一杯分のご飯を捨てていることに近い量です。
大量の食品が廃棄されることは、「もったいない」ということはもちろんですが、廃棄された食品(生ごみ)の輸送で大量のCO2を発生させるほか、生産時や流通時に発生するCO2も無駄になってしまうことになります。
食品を無駄にしないため、買い物の際には買いすぎない(食べきれる量だけ買う)、買った食べ物は期限内に食べきるといった基本的な心掛けのほか、すぐに食べる・飲むものは店舗の陳列の手前から取る(てまえどり)、期限が近い値引き商品を上手に利用する、余る食べ物はフードバンクに寄付するといった取組も有効です。また、これからの時期は会食の機会も増えることと思いますので、外食の際には食べきれる分だけ注文する、残った食べ物は持ち帰る、といったことにも心がけてみましょう。
▽食品ロス削減による効果
家庭と外食の食品ロスがゼロになった場合
・1人当たり年間でCO2排出54キログラムの削減
参考:資源エネルギー庁「省エネポータルサイト」、農林水産省「食品ロスとは」より引用
問合せ:ゼロカーボン推進課 ゼロカーボン推進係
【電話】67-0732(課代表)
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