■フレイル
~適切な取り組みをすることにより健康に戻れる状態~
▽フレイルとは
年齢とともに、筋肉や心身の機能が低下し、介護が必要になりやすい、健康と要介護の間の虚弱な状態のことです。高齢期になり、心身の機能が低下することで起こってきます。例えば、膝が痛い⇒出かけるのがおっくう⇒人との出会いが少なくなる⇒寂しい⇒食事量が少なくなる⇒筋力が低下というように連鎖しています。フレイルに陥るきっかけは十人十色です。
▽身体的フレイルについて
3つ以上あてはまるとフレイルの診断(J-CHS基準)
(1)体重減少…6ケ月間で2キロ以上の体重減少がある
(2)疲労感…ここ2週間わけもなく疲れた感じがする
(3)身体活動量…軽い運動または定期的な運動をしていない
(4)歩行速度…毎秒1m未満(青信号のうちに横断歩道を渡れない)
(5)筋力低下…握力:男性28キロ未満・女性18キロ未満
▽フレイル予防
(1)栄養
多くの食品を取り入れる。肉・魚・卵・緑黄色野菜・豆・海藻・落花生などの油脂類・果物・干し物(シイタケなど)・貝類(シジミ・カキなど)。大量に食べるというより、いろいろな物を少しずつ食べましょう。
(2)運動
日常生活の中でこまめに体を動かす、歩く、軽い体操をするなど、できる事を取り組みましょう。
(3)社会参加
就労、趣味、稽古など人とコミュニケーションをとり、できるだけ、隣近所・友人・知人と声を掛け合って支え合いましょう。
▽いつでもご相談ください
フレイルは、身体的側面・社会的側面・精神心理的側面があります。地域包括支援センターでも相談をお受けしています。
問合せ:地域包括支援センター
【電話】67-0728
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