■第191回 電気を正しく安全に使って火災を防ぎましょう
電気器具等は日常生活において欠かすことのできないものですが、令和5年度(2023年度)の建物火災の約2割は電気器具等が原因となっています。使用者の不注意や誤った方法で使用した場合は、火災につながるおそれがあるので電気器具等を使用する際には、次のことに注意しましょう。
1.点検の実施
扇風機や電気ストーブなどの季節を限定して使用する電気器具等は、毎年使用する前に必ず点検をしましょう。
また、使用中に普段と違った音や動きに気づいたときは、すぐに使用を止め、コンセントから差込プラグを抜いて、専門の業者に点検をしてもらいましょう。
2.正しい使用
電気ストーブで洗濯物を乾かしている時に、洗濯物が電気ストーブの上に落ちて火災につながるなど、電気器具等を本来の目的以外で使用すると、意図しない火災につながるおそれがあります。
使用に際しては、取扱説明書をよく読み、その機能を十分に理解して正しく使用しましょう。
3.使用しないときは…
アイロンやヘアドライヤーなどは、スイッチを切り忘れたまま放置しておくと火災の原因となります。電気器具等を使用しないときは、スイッチを切るだけでなく差込プラグをコンセントから抜きましょう。
4.危険なたこ足配線
現在は、数多くの電気機器が使用されています。このため、使用する電気機器に対しコンセントが不足し、たこ足配線になる傾向があります。
コンセント自体が過熱し、火災の原因となるため、コンセントの電気の許容量を超えて使用するたこ足配線は絶対にやめましょう。
5.コンセントの清掃
コンセントに差込プラグを長期間差し込んだ状態にしておくと、コンセントと差込プラグの間にほこり等が付着し、付着したほこり等に湿気が帯び、通電することにより火災になることがあります(トラッキング火災)。差込プラグに付着したほこり等は、定期的に取り除くようにしましょう。
問合せ:危機管理防災課
【電話】0269-67-0721(課代表)
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