文字サイズ
自治体の皆さまへ

市議会だより No.120 ~9月定例会 一般質問(1)~

37/51

長野県飯山市

9月4日〜6日の3日間にわたり、14名の議員から市政に対する一般質問が行われました。(掲載の順番は質問順です。)
掲載内容は、一般質問および答弁内容の一部を抜粋し、各議員が作成した原稿を基に編集委員会において確認し編集しております。
なお、正副議長につきましては、任期中は申し合わせにより一般質問は行わないこととしております。

■市政運営と子育て支援について
吉越利明議員

問:公共交通事業において令和5年度監査報告で指摘がある。乗合タクシーでの課題は。
答:令和元年度と比べると乗合タクシー利用者が2097人の減。率にすると3割以上の減少となっている。利用者数と比較すると運行経費の負担が大きいことが課題。

問:他の自治体での公共交通DX事業を参考に、利用者の利便性向上や事業の効率化に向けて取り組んでみてはどうか。
答:他の自治体の事例を参考にしつつ、市民と交通事業者との理解を得ながら、利便性の向上とコスト抑制のバランスに留意し、今後進めて行きたい。

問:給食費無償化については市長公約である。保育園でのご飯の提供においても各園にて試行されている。段階的に進められている給食費負担軽減を、来年度において小中学校の給食費と保育園給食費の無償化実施に取り組んではどうかと考えるが。
答:私は学校の給食費無償化は国費で賄うべきものだと考えており、市町村が負担すべきだという考えは持っていない。

■調停と駅前ホテル・地域エネルギー・国体準備
松本淳一議員

問:駅前ホテルの必要性をどう考えているか。
答:これからの地域発展に重要な役割を果たすものでありホテルは必要と考える。市民も期待している。

問:調停で合意したホテル建設計画はどのようなものか。
答:「4階建て、補助金は3億6千万円、健康増進施設なし、開業時期を2年伸ばす」で合意した。

問:4階建てとなった理由は。
答:市の基準を守るよう要望し調停の過程で4階が示され双方が合意した。

問:補助金3億6千万円の理由は。
答:資材の高騰に対し調停委員会より建設費の2割増額が示され、合意した。

問:エネルギー地産地消の取り組みをどう考えるか。
答:公共施設への再生エネルギー導入を検討している。エネルギー地産地消も研究する。

問:令和10年国民スポーツ大会の整備状況は。
答:ジャンプ台の基本設計に着手。整備に係る概算費用は12億円程度と試算している。

■駅前ホテルと認知症について
西澤一彦議員

問:市長は行政の手続き不備でホテル建設補助金は執行しかねるとしていたが、民事調停となり、調停条項案に合意した。内容が縮小されたが、補助金は3億円から3億6千万円に増額、健康増進施設の削除の理由は。
答:調停委員会の提案および現在の状況を踏まえた中で調停条項案に合意した。

問:市長は駅前ホテルは必要と言われ、疑問点を指摘するだけで、市民に向けて何のためのホテルなのか構想を語る必要があると考えるが。
答:飯山駅の利用客増加が見込まれる。ビジネス客やインバウンドの受け皿になり、周辺飲食店や商業施設の利用で経済効果が生まれ、賑わいや雇用の創出につながる。

問:今後認知症の方はますます増加する。キャラバンメイトの方が寸劇を通じて、学校等で啓発活動をされているが、まだ実施できていない学校もあるとのこと。今後の対応は。
答:認知症の正しい理解を促す啓発活動は重要。校長会を通じ、各学校に協力を依頼する。

■駅前ホテル問題について
山﨑一郎議員

問:「事務手続きが適切でなかったから補助金の執行は出来かねる」が、市長が決めた市の方針であるのに、どのような理由で出すことにしたのか。
答:執行出来かねるとした時にはそのような認識であったが、調停委員との議論の結果条項案に示された内容を総合的に判断し、これに合意したいと考えたからだ。

問:「補助金は出さないとしたのに、市長の鶴の一声で一転3億6千万円も出すというこのぶれようは、行政としてあまりにもいい加減としか言いようがありません。」との投書があった。また、「3億円の補助で8階建てのホテルが出来たのが、4階建てになったのに6千万円も補助金を増額することは、すべて市長の責任に起因することであり、納税者である市民は納得出来ません。」との投書に市長はどう答えるのか。
答:そのような気持ちになられる市民がいることは理解できる。しかし、そのような意見にくみするわけにはいかないのが行政である。

■駅前ホテル・公式LINE活用・下高井農林存続
村松正勝議員

問:民事調停とはどのようなものか。
答:双方の意見を調停委員会が聞き公平な立場から解決を図るもの。両者が同席して話し合いをするものではない。合意に至れば確定判決と同じ効力を持ち法的拘束力を持つ。やり取りした内容についてはお互いに外部に開示してはならない。

問:市長は駅前ホテルについて前行政の継続を考慮したか。
答:行政全て一つ一つの積み重ねで継続している。全てご破算にしているという事はない。

問:飯山市公式LINEの活用は研究されているか。
答:公式LINEは災害等緊急情報に特化して配信したい。アンケートや各種申請等は、ぴったりサービス等を利用していくことで調整している。

問:下高井農林高校の存続を
答:令和6年8月開催の県教育委員会定例会で、高校再編に関する基準等の再検討のための検討の場について4点示された。下高井農林高校存続も含めて、この地域の4市村が連携を図り足並みをそろえて行く必要があると考えている。

問合せ:飯山市市議会
【電話】0269-67-0748(直通)【FAX】0269-62-0005

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU