地域とつながり、子どもたちが多様に学べる学校へ
令和7年(2025年)4月に、城北中学校区の4つの小学校(泉台小学校・常盤小学校・戸狩小学校・東小学校)を統合した新しい小学校が開校します。
令和4年度(2022年度)に組織された「城北中学校区新統合小学校開校計画推進会議」では開校に向けて、教育内容をはじめとした各種検討を行ってきました。
■城北小学校の教育
城北小学校は、目指す子どもの姿を「自己教育力をもち、自分の夢の実現に向け、新たな時代を生き抜く力をもつ子ども」とし、下記「城北小学校の学校像」を掲げ、教育に取り組みます。
城北小学校の教育の特色として、教科担任制を取り入れた学年担任制、充実したふるさと学習、小中連携教育・福祉交流教育の推進、放課後子ども教室(アフタースクール)、地域連携活動などがあります。
▽城北小学校の学校像
(1)基礎基本の定着・探究的な学び等の充実により、学力向上や学力保障を進める学校
(2)7つの地域の特色をいかした「ふるさと学習」や交流活動を積極的に進める学校
(3)ICT教育・英語教育等、城北中学校との小中連携教育及びキャリア教育を推進する学校
(4)多様性を認め、自他を尊重する学校
(5)子どもを心身ともに健やかに育む学校
■地域になじみがあり一体感も考慮した学校名に
校名は統合する4小学校区の皆さんと、市内外へ広く募集をしました。集まった校名案をもとに、4小学校区の児童と保護者、未就学児の保護者の皆さまにアンケートを実施し、ご意見を伺いました。その結果、地域になじみがあり、隣接する城北中学校との連携教育の一体感も考慮した、「城北小学校」に決定しました。
■4校の特徴を校章に
校章も、校名同様に募集・アンケートを実施し、決定しました。決定した校章は、統合する4校の特徴を取り入れたデザインで、菜の花は東小学校、かまくらは泉台小学校、千曲川は水害に負けない常盤小学校を表します。それらを取り囲む雪の結晶は、スキー場があり雪深い戸狩小学校を表すとともに4校の児童がかがやきながら、仲良く学校生活を送れるようにという願いが込められています。
■インタビュー
▽学年担任制とアフタースクールの特色をいかして
戸狩小学校教諭 統合加配中核教員 大森昭智(あきとも)さん
城北小学校の特色の一つである「学年担任制」では、担任が複数体制となるため、児童をさまざまな面から見ることができ、変化にいち早く気づけたり、児童が相談しやすいオープンな環境が構築できます。学習の面でも、教科担任制となることで、専門性が高く、分かりやすい授業を行えるため、学力向上につながることを期待しています。
二つ目の特色である「アフタースクール」では、放課後に地域の方による講座が開催され、参加した児童が多種多様な事に挑戦することでき、自分の「好き」や「得意」を見つけることができます。また、地域の方が児童と触れ合うことで元気をもらえたり、生きがいを感じたりしていただきたいです。地域と学校がお互いを支え合うような関係になることを願っています。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>