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自治体の皆さまへ

〔特集〕Let’s change!―すべての人が助け合い、共に生きる社会へ―(2)

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長野県高森町

■利用者に聞きました!QandA
Q1 利用を始めたきっかけは?
佐々木宜幸さん:十代の頃は自分を障がい者と認めたくなくて普通に働くんだと頑張っていました。うまくいくこと、うまくいかないことを繰り返す中で、家から近い紙ふうせんを見つけて働くことにしました。
松島宣明さん:前に働いていた作業所で「地元で働いた方が手続き上も便利だよ」と教えてもらい、いくつか見学して決めました。送迎もあるし、お店も近いのでうれしいです。
Aさん:養護学校の実習で紙ふうせんの体験をしました。家族と相談して、通いやすさから紙ふうせんでお仕事をすることにしました。

Q2 利用してよかったことは?
佐々木宜幸さん:こういう作業所は同じような人が集まってきているから気が楽です。一生懸命「やるんだ、できるんだ」と自分に思い込ませていた時期もあったけど、今は肩の力が抜けて楽しく働いています。
松島宣明さん:お花見などイベントがあるところ。この間も、養命酒の駒ヶ根工場を見学したり、去年は、そらさんぽ天龍峡にも連れて行ってもらいました。
Aさん:仕事は楽しいです。仲のいい人とお話することも楽しいです。お仕事を続けたことで、できることが増えてステップアップできたのがうれしいです。

Q3 大変だったことや失敗をどう乗り越えた?
佐々木宜幸さん:難しいことは、みんなで協力してやるし、職員さんも聞けば助けてくれるからなんとかなる。うまくできたときはうれしいし、笑いながらやっていれば、穏やかに過ごせるからいいです。
松島宣明さん:作業はそんなに難しくないし、人と話ができてうれしいときもある。いろいろな人がおるもんで難しいこともあるけど「陽気暮らし」を目標に、心に置いていつも行動するようにしています。
Aさん:最初は、正月飾りに使う「コマンドフック」のテープ止めが難しかったです。でも、やっているうちに気をつけるポイントがわかって、コツをつかんだら上手にできるようになりました。

■障がいのあるの方のご家族の声
・「障がい」や「福祉」などと力を入れて考えず自然に接して欲しい。
・まずは「おはよう」のあいさつから声をかけていただければうれしい。
・中学の福祉体験学習はとても良い取り組みだと思う
保育園や小学校でも交流の場があれば良い。
・歳を取って身体的に不自由さを持つようになっても安全で安心して外に出られるまちであって欲しい。
・近所の方に声をかけていただいたり買い物などゆっくりな動作でも笑顔で待っていただけてありがたいなと感じます。
・町企画の福祉ツアーもありがたいですが一般の方と交われるバス旅行などがあるとうれしい。
・普段の生活の中で障がい者は地域から隔たりがあるような気がする。
・重度障がいがあるお子さんも地域の小学校で一緒に学べる環境を。
小さなころから接し学ぶことで大人になっても偏見がなく自然と助け合える成熟した社会につながると思う。

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