■適塩とは
自分のからだに適した量の塩分をとることです。
高森町では血圧が高めの方、または高血圧と診断される方が多く見受けられます。一般的に高血圧と言われる、血圧が130/85以上(※1)の方の割合は、町の集団健診で35%でした。
高血圧で症状がなくても、長年高血圧にさらされると血管の障害が進んでしまいます。定期的に血圧測定をしたり、生活習慣を見直すことが大切です。
◇1日の食塩摂取量※2のめやす
※平成28年国民健康・栄養調査より
◇都道府県別 食塩摂取量
※平成28年国民健康・栄養調査より
※1 血圧の判断基準
正常血圧 130/85未満
高め 130~139/85~89
高血圧 140/90以上
※2 食事内に含まれる塩分の量
「長野県は塩分の摂取はトップクラス!」
高血圧予防は塩分を控えることがカギになります。予防することや正しく治療することで、脳卒中や心筋梗塞発症のリスクを減らすことができます。健康寿命をのばし、介護予防につながります
◇よく食べる食品にはどのくらい塩分が入っているかな?
醤油ラーメン:塩分7.3g
にぎり寿司(13貫):塩分2.7g(醤油をつけると5.3g)
ポテトサラダ:塩分0.9g
ウインナーソーセージ:塩分0.5g
梅干し:塩分1.8g
きゅうりの浅漬け:塩分0.8g
ちくわ:塩分2.1g
からあげ:塩分1.1g
コーンスープ:塩分1.0g
塩鮭:塩分1.4g
冷凍ぎょうざ(6個):塩分1.9g
食パン(6枚切1枚):塩分0.7g
参照:女子栄養大学出版「塩分早わかり第5版」
「1g塩を減らすことで収縮期血圧が1mmHg低下します」
下がるのはたった1だけ…?
[でも]
1日の血圧が全体として下がるということは24時間血管が受けるダメージを減らすことができます
6月は食育月間です。
この機会に毎日の身近な「食」について考えてみませんか?〜
◆子どもがいる家庭の取り組み
保育園・小学校・中学校の保護者の皆さんに聞きました R5食育・朝食アンケートより
家庭の食事で減塩・適塩について取り組んでいますか?
◇意識していること気を付けていること
・減塩の調味料を使っている
・天日塩を使っている
・だしを効かせて調味料は控えめに
・汁物を少なくして野菜をたっぷり入れる
・レトルトのものを作るときは、規定より多めに野菜を入れるなどして味が濃くなりすぎないようにしている
◇塩分チェックを実施しました
Q1 みそ汁・スープなどを食べる頻度は?
Q2 漬け物・梅干しなどを食べる頻度は?
Q3 ちくわ・かまぼこなどを食べる頻度は?
Q4 アジの開き・みりん干し・塩鮭などを食べる頻度は?
Q5 ハム・ソーセージなどの加工肉を食べる頻度は?
など13項目
[結果]
塩分の摂取が基準より多い人が70%以上でした。まずは家庭での味付けが濃くなりすぎていないか、振り返ってみましょう!
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