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自治体の皆さまへ

【特集】変わる防災(2)

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青森県むつ市

■災害の特性に合った情報発信方法
市では、「災害情報伝達手段の5本の柱」として手段の多様化を図り、災害の特性に合った情報の発信方法を提供していきます。
その一つとして、防災無線からの音声放送をスマートフォンに受信できるシステムを令和6年12月中に導入する予定です。
配信アプリをダウンロードすることで、天候に左右されることなく、市外へ外出していても情報を受け取ることができます。
Jアラートなどの緊急時には、音の出ないマナーモードにしていても放送が強制的に流され、災害時の速やかな避難につながります。
また、各町内会ごとの個別配信も可能となるよう、操作説明会を開催し運用へ進めていく予定となっています。デジタル防災無線放送との連動開始は12月中を目指しています。
音声放送とは別に文章でのテキストメッセージを受け取ることもでき、これまでの「聞き取れない」「何を言っているかわからない」を解消します。


Q.山間部などの防災無線が設置されない地域はどのように情報収集をすればいいの?
A.山間部や内陸部では、大雨による土砂災害や洪水の危険がありますが、いずれも突発的に発生するものではなく降り続ける雨量によって発生する危険性が増していきます。
気象情報を収集するために、「災害情報伝達手段の5本の柱」のうち、テレビ、ラジオ、広報車、スマートフォンやパソコンといった情報端末を活用し、皆さまに情報をお届けしていきます。

Q.熊の目撃や行方不明者の情報は放送しないの?
A.デジタル防災無線での放送はしませんが、市公式LINE、防災かまふせメール、住民パスポートアプリ「むちゅぱ」などのツールにより情報発信いたします。

〔CHECK!!〕
そのほか、むつ市防災マップで「災害が起きると危険な場所」、「避難のポイント」をお住まいの地域と照らし合わせながら確認しておくことも重要です。

■1日の時刻をお知らせする「時報」が市内で統一されました。
これまでむつ、川内、大畑、脇野沢の4地区で放送時刻がそれぞれ異なっていましたが、1日2回の放送に統一されました。
・12時の市民歌
・17時のチャイム
時報についてはデジタル防災無線設備の試験放送も兼ねておりますので、市民の皆さまにはご理解いただきますようお願いいたします。

■トイレカーの配備
能登半島地震の発生により災害時のトイレが改めて課題として挙げられています。下北半島に位置するむつ市も孤立状態になった時、長期に及ぶ避難生活において快適なトイレ環境が必要不可欠になります。トイレカーは市内4地区へ各1台、さらに本庁舎にはユニバーサル仕様のトイレカーも1台配備します。

■防災士の育成
「救急救命講習(AEDなどの心肺蘇生法)を受けその修了証を交付された地域の防災リーダーとなる人材を育成するため、自主防災組織や大学生及び高校生を対象に資格取得費用を助成しています。
専門の知識を高め、地域の防災力向上につなげます。

■デジタル防災センター(仮)の整備
デジタル防災センターは、ドローン等のデジタルツールを活用し、情報の収集・分析・発信機能を向上させることで、災害時の迅速な初動確保が可能となります。
また、避難所エリアは災害時の避難所として使用するほか、普段は防災啓発に繋がる展示や健診会場、クーリングシェルター等として多目的に活用します。プライバシーに配慮した施錠できる授乳室も整備予定です。

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