■児童虐待防止にご協力を
◆児童虐待防止に向けて
近年、全国的に児童に対する暴力行為や養育放棄などの児童虐待に関する事件が多発し、本県における児童虐待事案の取扱件数も増加の一途をたどっています。児童虐待の防止は、社会全体で取り組まなければならない大きな問題です。
◆児童虐待とは…
児童虐待とは、保護者(親権を行う者、未成年後見人その他の者で、児童を現に監護するもの)が、18歳に満たない児童に対し、次のようなことを行うことです。
◇身体的虐待
殴る、蹴る、叩く、首を絞める、投げ落とす、激しく揺さぶる、たばこの火を押しつける、熱湯をかける、溺れさせるなど
◇性的虐待
児童への性的行為、性器や性的行為を見せる、児童をポルノ画像やポルノ動画の被写体にするなど
◇ネグレクト(養育の拒否や放置)
家に閉じ込める、家に残したまま度々外出する、適切な食事を与えない、衣服などを不潔なままにする、児童が学校に登校する意思があっても登校させない、病気になっても医者に診せない、車内放置など
◇心理的虐待
言葉による脅し、児童を無視したり拒否的な態度を示す、児童の心を傷つける様な言動をする、きょうだい間での差別的扱い、児童の面前での配偶者間の暴力(ドメスティック・バイオレンス:DV)など
◆もしかして児童虐待では?と思ったら…まず通報
(1)身体、顔に不自然な傷や痣がある
(2)季節にそぐわない服を着ている
(3)駐車場の車内に子どもだけ放置されている
(4)子どもの泣き声と大人の怒鳴り声がいつも聞こえる
あなたの「通報」が児童虐待から子どもたちを救います。
◆児童虐待通報ダイヤル
【電話】189(いちはやく)番(お近くの児童相談所に接続します。)
※緊急時は110番への通報をお願いします。
※通報者のプライバシーは法律で保護することが定められていますので安心してください。
■女性に対する暴力をなくそう
◆女性に対する暴力をなくす運動(12月12日から25日)
暴力は性別に関わらず、決して許されるものではありません。配偶者等からの暴力、ストーカー行為等にあっても重大な人権侵害行為です。
配偶者等からの暴力は、家庭内において行われるため、外部からの発見が困難であり、潜在化しやすく、さらには加害者に罪の意識が薄いことが多いので、周囲が気づかないうちに暴力がエスカレートし、被害が深刻化しやすい傾向にあります。
国民一人一人が暴力は重大な人権侵害行為であることをよく理解し、暴力を容認しない社会の実現に向け、積極的に取り組んでいくことが必要です。
◆DVとは
夫婦や内縁、同居しながら交際する間柄で、相手から殴る・蹴る等の暴力や心身に有害な影響を及ぼす言動を受けることをDV(ドメスティック・バイオレンス)といいます。暴力行為や脅迫行為は、夫婦げんかの延長だと思われがちですが夫婦間であっても犯罪です。
また、子どもの面前での暴力行為は児童虐待となり、子どもの健やかな成長発達に悪影響を及ぼします。
◆DV被害について
DVに関する相談件数は年々増加傾向にあり、警察が対応した相談等の件数だけでも、平成14年で14,140件であったものが、令和5年には88,619件となっています。
配偶者から暴力を受けたことがある人の多くは「相談するほどのことではないと思った」や「子どものために相手とは別れられない」などと回答しており、DVは被害者の被害意識が希薄であったり、暴力被害が内在化することが特徴です。
~このような被害に悩んでいませんか~
警察では、あなたを守ることを最優先に対応します。まず、お近くの警察署へご相談ください。身の危険を感じたときは、迷わず110番を!
■記事に関する問合せ
・黒石警察署
【電話】52-2311
・黒石警察署大鰐交番
【電話】48-2241
問合せ:黒石警察署大鰐交番
【電話】48-2241
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