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自治体の皆さまへ

ご自身の「もしも」のときについて考えたことはありますか

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静岡県 伊東市

「ACP」という言葉を聞いたことはありますか? ACP(Advance Care Planning)とは、将来の変化に備えて将来の医療やケアについて、本人を主体にその家族や近しい人、医療介護チームが繰り返し話し合い、本人による意思決定を支援する取組のことを指します。これは「人生会議」とも呼ばれます。

市では、皆さんがACPや在宅医療と介護について知る機会を提供するため、毎年医師会と歯科医師会と共同でシンポジウムを開催しています。今年は、県内在住の訪問看護師で漫画家でもある広田奈都美氏をお招きし、イラストを用いて分かりやすく紹介していただきました。また、市内の在宅医療と介護を支える専門職の皆さんも登壇して、市民の皆さんに寄り添う熱い思いについて語っていただきました。今年度開催したシンポジウムは、以下の日程でCVA番組内で放送します。ぜひご覧ください。本紙6面のの二次元バーコードからも視聴可能です。

▽CVA放送日
1部(講演)と2部(シンポジウム)に分けて、各2回放送します。
・11月8日(水) 11時~正午、19時~20時 第1部
・11月9日(木) 11時~正午、19時~20時 第2部
・11月15日(水) 15時~16時、21時~22時 第1部
・11月16日(木) 15時~16時、21時~22時 第2部

■シンポジウム当日に登壇した専門職の皆さんからのメッセージ
◇医師会代表
横山医院 横山健
もしものときに慌てないために、かかりつけ医を持ちましょう。かかりつけ医は普段の健康相談から、病気の初期医療を行います。在宅医療が必要になった際は多職種と連携して、自分らしい生活が送れるように支援します。お気軽にご相談ください。

◇訪問看護師代表
訪問看護ステーションはな 岡野寿乃
訪問看護師は、病気や障がいがあっても年齢に関係なく、その人がその人らしく、住み慣れた家で過ごせるようお手伝いさせていただくこと、また、お医者さんやケアマネジャーさん、その他さまざまな多職種やご本人とご家族のメッセンジャー的役割も担うことができますので、心配なことなどぜひご相談ください。

◇歯科医師会代表
下村歯科医院 下村俊宏
人生の最終段階では、食べられなくなるのが現実です。歯科医として「なんとか最後まで口から食べてほしい」、「できる限りその支援をしたい」という思いでいっぱいです。一方、口から食べられなくなったら歯科の役割が終わりではなく、誤嚥(ごえん)性肺炎などの予防のために口腔内を最後まで管理する必要があります。訪問歯科診療は緩和ケアの一部です。

◇ケアマネジャー代表
伊豆高原十字の園 太田千子
ケアマネジャーとして介護保険制度を支える中心的役割を果たし、医療をはじめ多職種と連携し皆さんの生活を支援させていただきます。

引き続き、市では、医師会、歯科医師会、地域の医療・介護の関係機関などと連携し、市民の皆さんが最も大切にしていることに基づいて意思決定ができるよう、チームとして支援する体制の整備に努めます。また、市役所、各出張所、医療機関、地域包括支援センターなどに配架している「伊東市医療・介護マップ」には、診療所、歯科診療所、介護事業所などの情報をまとめており、「かかりつけ医」を見つける一助にもなりますのでぜひご活用ください。なお、12月から内容を更新したものを配布予定です。

※伊東市医療・介護マップは市ホームページからもご覧になれます

問合せ:高齢者福祉課
【電話】32-1561・0781

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