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自治体の皆さまへ

CIRの都市交流奮闘記 アノンのあのね

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静岡県伊豆の国市

■第7回 Back to School 新学期

皆さん、サインバイノー(こんにちは)!
今月は桜が舞う中迎える、ドキドキ、ワクワクの新学期の時期ですね。
日本の学校の新学期が4月から始まるのは桜が咲く時期に合わせているのかと思い、調べてみたところ、桜というよりお米に関係していることが分かりました。
新学期が4月になったのは明治時代で、国の会計年度に合わせたからです。では、そもそもなぜ日本の会計年度が4月からなのかというと、税金の収入源が米だったことに関係しています。秋に収穫した米を現金に変えて納税するには1月に間に合わないため、4月となったという説明がありました。教育に何らかの関係があるというよりは、国の事情によって新学期が4月からになったようですね。
モンゴルを含め海外の多くの国では新学期が9月に始まるのも農作物が影響しています。農作物(主に小麦)の収穫が8月で、収穫を子どもたちに手伝って欲しいと考え、海外では新学期が9月からになったそうです。お米と小麦、ライスとパン。面白いですね。
日本が4月入学なのに対して、国際社会(欧米と中国など)は9月入学がメインであり、この新学期の違いによって、留学する日本人、留学生を受け入れる日本の学校では、学習内容をはじめいろんな問題が発生します。
私が15年前に日本への留学を決めたときにも、新学期の時期が違うことで、入学まで半年も待つことになりました。
今一緒に暮らす息子2人は、来日後すぐに日本の小中学校に転校できましたが、学年に遅れが出て、3月までの半年間はモンゴルの時の学年より1学年下のクラスで過ごしました。しかし、自分たちが望んで来日しているので、何十年もかけて作られた日本の決まりやルールに従う必要があります。「郷に入れば、郷に従え」という異文化理解ですね。
4月は新学期で、さまざまな物事のはじまりとするのが日本の文化で、それに合わせて春が訪れ、素敵な桜の花と一緒に新年度が始まりました。
それでは、バヤルタイ(さようなら)。

問合せ:協働まちづくり課
【電話】055-948-1412

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