11月19日は、富士市の「核兵器廃絶平和都市宣言日」。
戦後78年を迎えた今年、市は新たな平和都市推進事業として、次代を担う市内中学生を対象に、被爆地広島市への派遣研修を行いました。
今こそ私たち一人一人が、「平和」について考えてみませんか。
◆核兵器廃絶平和宣言都市
富士市は、昭和60年11月19日に「核兵器廃絶平和都市宣言」を行いました。この宣言は、戦争のない平和な世界を実現させるため、非核三原則を遵守し、全ての核兵器の廃絶を求めることを富士市民の総意とするものです。
宣言以降、富士市は平和活動を推進し、様々な取組を行ってきました。
◆富士市の戦争について知る
○富士山かぐや姫ミュージアム歴史民俗資料館「戦争とくらし」コーナー
写真パネルや貴重な実物資料を、常設展示しています(観覧無料)。
開館時間:
4~10月…9〜17時
1~3月…9時~16時30分
問合せ:富士山かぐや姫ミュージアム
【電話】21-3380
○戦争の歴史をたどるMAP
市内の戦争遺跡などを紹介する地図です。
配布場所:市役所2階総合案内ほか
【核兵器廃絶平和都市宣言】
戦争の惨禍をなくし世界の恒久平和を実現することは全人類の願いであり世界で初めての被爆体験を持つ日本国民の悲願である
しかしながら核軍備拡大競争は依然として進み平和に対する深刻な脅威と戦争の危険は後退していない
富士市は平和憲法のもとで平和で明るい生活を享受するため市民憲章を制定し市民の行動原理として培ってきている
富士市民は戦争をなくし真の平和を実現するための努力を明らかにし富士山のように広く美しく高くたくましく正しく生きることを悠久の理想として非核三原則を遵守しすべての核兵器の廃絶を求めることを市民の総意とする平和都市をここに宣言する
昭和60年11月19日 富士市
◆中学生広島市派遣事業
市内中学生を広島市に派遣し、戦争の悲惨さを知ることで、平和の大切さ、命の尊さを学ぶ事業です。
本研修では、15人の研修生が広島市を1泊2日で訪れ、爆心地や平和記念公園などを見学。その後、被爆体験者の笠岡貞江(かさおかさだえ)さんから、当時の様子や平和への思いを伺いました。
事後研修では、「学ぶだけでなく、自分たちが平和を伝えていく」という思いのもと、多くの人々を前に、一人一人が研修を終えての感想を報告しました。
※研修生の感想文は本紙をご覧ください。
心がぎゅっとなる感想を全員が書いてくれました。下記会場でご覧ください。
●ミニミニ原爆展・中学生広島市派遣事業 活動報告
原爆に関するパネルや、中学生広島市派遣事業の活動写真、研修生の制作物などを展示します。
日時:11月11~21日(月曜休館)
場所:中央図書館1階展示ホール
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問合せ:シティプロモーション課
【電話】55-2736【FAX】51-1456【メール】so-citypro@div.city.fuji.shizuoka.jp
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