充実した毎日を過ごすためには、日常の中に生きがいややりがいを見出すことが大切です。
本特集では、御前崎市独自の3つのツールを活用した「学び」が、私たちにもたらしてくれるものを考えていきます。
【ふれあい学習講座「木琴」】
佐倉地区センターが主催する学びの場「ふれあい学習講座」では、木琴のほか全8回ずつの13講座が開かれ、107人が参加。12月下旬の閉講式では、講座で培った成果を発表し合います。木琴は地区住民の要望で本年度から開講されました。
【朝比奈居場所「憩いの場ほろがや」】
地区の協議体で運営している高齢者の居場所づくり事業のひとつ。会話やミニゲームを楽しみながら、参加者同士が交流しています。参加者は「ここでみんなと笑いながら過ごすのが楽しみ」と笑顔を見せます。
◆豊かな人生を過ごすために
長い人生について考えたとき、誰もがただなんとなく過ごすのではなく、生きがいややりがいを持ち、いつも笑顔で暮らしてたいと思うものでしょう。
その実現のためには、さまざまな要素が必要ですが、そのうちのひとつが「生涯学習」だと考えられています。
「生涯学習」とは、「人が生涯にわたって行う学習」のことをいいます。こう聞くと、堅苦しい印象を受ける人が大半かもしれませんが、乳幼児から高齢者までのあらゆる年齢の人が家庭・学校・職場・地域といったさまざまな場所や場面で幅広く学ぶことを表しています。趣味や地域活動などでの生涯学習を通じて自分の成長を感じたり、人と交流したりすることは生きがいややりがいにつながります。学び続ける毎日の積み重ねが豊かな人生の糧となるとされています。
◆生涯学習をサポートするツール
令和2年に市が実施した「学びに関する調査」では、3割が「生涯学習活動に1年以上参加していない」と回答しており、市民の皆さんにとって生涯学習が身近なものではないことが読み取れます。
市民の皆さんの生涯学習をサポートするため、市では次の3つのツールを作成しました。
(1)おまえざき学びの航海図
(2)生涯学習ガイドブック
(3)おまえざき学びのパスポート
これらのツールを活用していただくことで、学びをより有意義なものにし、豊かな人生に近づくことができます。
01 おまえざき学びの航海図
02 生涯学習ガイドブック
03 おまえざき学びのパスポート
おまえざき学びのパスポートと生涯学習ガイドブックは、社会教育課または地区センターに配架されています。
※おまえざき学びの航海図は、社会教育課(【電話】0537-29-8735)にお問い合わせください。
◆市民にとって「生涯学習」は身近なものではない
1.1年間で参加したことがある活動
2.これまでに参加した講座・活動の分野
令和2年10月「学びに関する調査」より抜粋(回答者687人)
30%が生涯学習活動に1年以上参加していない
15%が講座や活動に参加したことがない
「生涯にわたって学習なんてできない…」そんなことありません!
これらも生涯学習のひとつです
・学校教育
・社会教育
・家庭教育
・ボランティア
・文化活動
・スポーツ活動
・趣味
・企業内教育
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