御殿場市 人口減少対策戦略(2)

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■人口減少対策戦略
ここでは、これから市が取り組む、戦略の8つの重要施策について、骨子を紹介します。
詳しい内容については、こちら(二次元コードは本紙参照)

●POINT1　結婚・出産
◇結婚・出産を応援する
出会いを応援し、市内で結婚・出産をしやすい環境を整えます。
具体的な施策として、婚活イベントなど出会いの場を提供するとともに、結婚後の新生活の準備費用を支援する結婚新生活支援事業を引き続き実施します。
妊娠・出産の場面では、妊産婦が利用するタクシー料金の助成などで費用面の支援を充実します。
また、出産後の支援として、第2子以降の子どもの出産時にお祝い金を支給する制度の導入を進めます。

●POINT2　子育て
◇子育てをしやすい環境をつくる
安心して子育てが出来る環境をつくることが、市内での定住につながります。
そのために、保育園などでの3歳未満児の受け入れ枠を広げ、子どもを預けやすい環境を整えます。
また、子どもの年齢や保護者の年収に関係なく、第3子以降の保育料を引き続き完全無料にします。
今後は、子育て世帯の負担をより軽減するために、第2子からの保育料の無料化の実現に向けて検討を進めていきます。

●POINT3　医療
◇子ども医療が整った環境をつくる
すべての人が適切に医療を受けられる体制を今後も維持するとともに、市の将来を担う子どもに対する医療のより一層の充実を行います。
具体的には、小児医療などの救急医療体制の確保や、医療機関との連携・協力体制の強化を行います。
また、本年10月に子どもの通院時の自己負担を月1回500円に減額する改正を行いました。
来年度はこの制度をさらに充実し、自己負担の完全無料化の実施に向けて制度を整えていきます。

●POINT4　住まい・住環境
◇快適な住環境を確保・創出する
富士山の自然に囲まれ、快適な住環境を確保・創出することは、市内への定住を促します。
市は、県と連携し、「優良田園住宅」の整備を進めています。
優良田園住宅とは、多様なライフスタイルに対応できる、快適な暮らしの空間を目指した住宅のことを指します。
市で初の優良田園住宅として、「エンブルタウン御殿場高根」が完成し、すでに販売を開始しています。

●POINT5　働く
◇富士山を望む活力ある就業環境をつくる
新たな工業団地を整備することにより、市外で働いている人の市内への移住・定住を促進するとともに、新たな雇用機会をつくり、地域の活性化を図ります。
新東名高速道路や団地間連絡道路などの道路整備が進んだことにより、市内へのアクセスがしやすくなっています。
今後も、この利点を生かし、生産性の高い幅広い業種の企業を誘致するため、工業団地の整備に力を入れていきます。

●POINT6　交流・ブランド
◇魅力的な情報発信と交流人口の拡大
市のブランド力を上げ、それを効果的に広報することは、交流人口を増やすとともに、雇用や観光などへ好影響を与え、地域全体を明るく豊かにすることにつながります。
市では、地域のブランド力を発信・体感できる施設として、木製おもちゃ館の整備を進めていきます。
多くの人が集い、木に親しむ遊びや体験を通じて、にぎわいを創出する場を目指します。

●POINT7　教育
◇子どもを育む充実した教育・文化を提供する
誰一人取り残すことのない学びの実現をめざして、子どもたちが魅力を感じることが出来る学校づくりを行い、様々な教育の機会確保を進めています。
具体的には、学校に配置している特別支援学級補助者や発達障害児支援補助者などを増員し、子どもたちへの支援の充実につなげます。
さらに、年々増加傾向にある小・中学校の不登校対策として、旧原里西幼稚園(令和5年3月閉園)の施設を活用し、令和6年度から教育支援センターを開設します。
センターでは、学校や家庭以外の居場所として、学習活動や体験活動を通して、社会的自立に向けた支援を行っていきます。
そのほか、国際化に対応できる人材を育成するため、小・中学校への外国人英語指導者を引き続き配置し、英語でのコミュニケーション能力を磨くことが出来る魅力的な教育環境を構築します。

●POINT8　健康・スポーツ
◇富士山のふもとで培う健康・スポーツの充実
スポーツやレクリエーションなどを通して、住み慣れた地域でいつまでも暮らし続けることが出来る、健康的なまちを目指します。
具体策の1つとして、市独自の介護予防体操である「元気に3776(みななろー)体操」を指導する介護予防リーダーを養成し、高齢者の通いの場「元気になろう会」を開催しています。
今後は、より多くの人が体操に参加できるよう、介護予防リーダーの養成を行っていくとともに、元気になろう会の開催地区を増やしていきます。

問合せ：未来プロジェクト課
【電話】82-4349