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御殿場の文化財

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静岡県御殿場市

名称:神山復生病院事務所棟(国登録有形文化財)
所在地:神山

神山復生病院は、明治22年5月にフランス人宣教師テストウィド神父によって、日本初のハンセン病療養所として開院しました。
病院の名前の「復生」とは、キリスト教の「復活」のことで、神父のハンセン病治療に対する強い願いが込められています。
神山復生病院事務所棟は、病院の敷地内のほぼ中央に南向きに建っています。切石積みの基礎にのる木造建築であり、一部に地下室があります。明治に作られた洋風建築の典型であり、明治30年、第三代院長のベルトラン神父の時に司祭館として建てられたと伝えられています。
当初、歴代院長の居館として利用されていましたが、岩下壮一神父が院長に就任した後の、昭和6年頃から事務所として利用し、昭和23年はクリスト・ロア宣教修道女会のシスターたちの部屋として2階が増築されました。平成16年からはハンセン病の理解と、この病院で暮らした多くの患者の歴史を広く知ってもらうため記念館として使われています。
平成26年から復原工事が実施され、建築当初の形に復原されました。屋根瓦も建築当初に葺かれていた西洋瓦に葺き直しています。

●御殿場資料館
市ホームページ内にある文化財などを紹介するデジタルミュージアムです。詳しくはこちらをご覧ください。

問合せ:社会教育課
【電話】82-4319

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