消防まるかじり Q & A

12／20

■梅雨時にも注意!　熱中症について

【Q】熱中症になるとどうなるの?

【A】高温多湿な環境に体が適応できないことで、めまいや頭痛、こむら返り、体のだるさや吐き気など、様々な症状が現れます。
重症化すると昏睡状態や、血液に異常が起こり集中治療が必要となる場合があります。

【Q】どんな時に熱中症の危険があるの?

【A】真夏の暑い日はもちろんですが、梅雨明けなどの暑くなり始めの時期は、体がまだ暑さに慣れていないため、気温が高くなくても熱中症になる危険があります。
疲れがたまっていたり、体調がすぐれなかったりする時は無理をしないようにしましょう。

【Q】予防するにはどうすればいいの?
　
【A】単純な水の補給だけでなく、塩分を含んだスポーツドリンクの補給、体や室内の冷却、休憩が有効です。また「暑熱順化(しょねつじゅんか)」と言って本格的に暑くなる前に徐々に体を暑さに慣らすことも対策になります。

【Q】熱中症になってしまったらどうすればいいの?
　
【A】まずは涼しい場所に移動し、こまめに水分補給をしてください。水分補給は誰かの手で無理に飲ませると誤飲の危険性があるので、出来る限り自力で飲むようにしてください。
体温の下げ方は氷のうを両脇に挟んだり、足の付け根(股関節)に当てたり、体表面を霧吹きなどで濡らして風を当てるなどすると効果的です。
意識がない、自力で歩けない、自力で水分補給が出来ないなどの症状がある場合は、すぐに119番通報をしてください。

◇市民の皆さんへのお願い
熱中症予防は気温だけを目安にするのではなく、個人差や体調なども考慮しましょう。「暑熱順化」についても過信せず、無理のない範囲で正しく行ってください。

問合せ：御殿場消防署救急救助スタッフ
【電話】82-7150