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未来に残したい 御殿場の文化財

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静岡県御殿場市

名称:北久原(ほっくばら)の湯立(ゆだて)神楽
所在地:北久原

獅子が湯立を行う神楽で、当地方の盆入りとなる7月23日の夜に北久原の浅間神社の境内で奉納されます。明治20年に東山から伝授されたことが記録に残っており、当時疫病が流行(はや)り、その退散を祈願したことが始まりで行われるようになったと伝えられます。現在は、北久原青年団によって継承されています。
7月初旬の神楽保存会主催の伝承勉強会で、神楽に必要な薦(こも)などの道具の準備をし、湯立神楽の奉納が近づく2週間ほど前から青年団は、神楽の舞や囃子(はやし)の練習を始め当日に備そなえます。
当日、境内には参道に沿って長方形に立てられた忌竹(いみだけ)に注連縄(しめなわ)飾りをして結界(けっかい)を張り、湯釜を備えて、火入れをします。神楽は、正法官(せいほうかん)(二年目の舞手)、法官(ほうかん)(一年目の舞手)、補助官(ほじょかん)(三年目の舞手)によって進められ、剣の舞が獅子頭を被った正法官によって舞われます。
終わりに関係者や参詣(さんけい)者は、湯花(釜湯)を浴びて1年間の無病息災を願います。
また、日を改めて、区内4カ所で夏祈祷神楽が行われます。
平成20年から始まった子ども神楽は、コロナ禍で中断しましたが、昨年復活しました。

▽御殿場資料館
市ホームページ内にある文化財などを紹介するデジタルミュージアムです。詳しくはこちらをご覧ください。
※広報紙P.15に二次元コードを掲載しています。

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