■八丁池ってどんなところ?
その神秘さから「天城の瞳」と称される八丁池は原生的な自然林に囲まれた標高1173メートルの高所にあります。かつては天城火山の火口跡と言われていましたが、活断層のずれによってできた窪地に水がたまった断層湖であることがわかってきました。八丁池へ向かうバス停「八丁池口」は梨本区に位置し、町民にとって身近な存在です。
周囲が八丁(一丁は約109メートル)ほどあるので「八丁池」といわれている一方で、かつて、あたり一面に青スズ竹が生えていたことから「青スズの池」とも呼ばれていました。春の新緑、初夏の花木、秋の紅葉、そして冬枯れと、ブナ・ヒメシャラ・カエデ類が年間を通して湖畔に彩を添え、たくさんのハイカーが休憩場所としています。見晴台からは富士山や南アルプスの遠望、伊豆の東海岸から下田方面まで望むことができます。
■Chapter 01 八丁池を民間広報協力員が深掘り!
11月9日、爽やかな秋の陽気のなか、環境省自然公園指導員である土屋光示(こうじ)さん=笹原=を講師に招き、八丁池の調査に行きました。紅葉に染まる天城山を楽しみながら、八丁池までの道のりを体験した様子を写真でリポートします!
※写真は本紙をご覧ください。
▽今回巡ったコース
東海バス八丁池口バス停※にてスタート==コルリ歩道・オオルリ歩道経由==青スズ台(河津町最北最高地点)==見晴台・トイレ休憩==八丁池着昼食==八丁池発=上り御幸歩道・コマドリ歩道・ウグイス歩道経由==東海バス八丁池口バス停にゴール
※東海バス八丁池口線は4月~11月運行
▽民間広報協力員 八丁池攻略の心得!
・道中は特別保護地区に指定されています!きれいな植物があっても持ち帰りは厳禁!
・落ち葉がたくさんあり、足場がよく見えないところが多いです。歩道の踏み外しや、見えない穴には要注意!
・冬の八丁池登山は雪が降ることも。
しっかりとした体力と装備が必要です!
・トイレは2ヶ所です
スマホの電波、ほぼないので気を付けて!
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