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【特集】誇り高い「沼津方式」と新しくなるごみ処理施設[新中間処理施設](2)

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静岡県沼津市

■新中間処理施設ができると私たちの暮らしはどうなるの?
新しい施設ができると私たちの暮らしはどのように変わるのでしょうか。結論から言えば、私たちの生活が大きく変わることはありません。
しかし、変わることと言えば、私たちが丁寧に分別し排出したごみが、効率的かつ徹底的に資源として生まれ変わること。今から、施設の完成にご期待ください!

◆変わること
○いちばん変わるのはごみ処理施設のイメージかも!?
ごみ処理施設と聞くと、臭い・汚いというマイナスイメージを持っていませんか。近年、全国各地では、清潔感にあふれた、これまでのイメージを覆すような最新のごみ処理施設が増えています。
令和11年度に新しくなる本市の施設も、最新鋭の設備が揃い、自由に見学可能となります。「工場萌え」の人だけでなく、誰もが楽しめる施設になりますよ!

○新しい施設はなんと発電所!
新中間処理施設では、ごみを燃やした時の熱を効率的に使って発電を行います。
しかも、その量は、なんと一般家庭約4000世帯の年間使用量に相当!
新中間処理施設は、ごみという燃料を活用した発電所であり、火力発電所としての登録も行います。発電した電気は、公共施設での使用も想定しています。本市の恵み豊かな自然環境を守っていくため、市民、事業者、行政が一体となって、2050年までに二酸化炭素排出量実質新中間処理施設ができると私たちの暮らしはどうなるの?沼津をキレイに!という想いはこれからも。ゼロを目指す、「ゼロカーボンシティNUMAZU2050」に貢献します。

○煙突から出てくる煙の正体は!?排ガスが今よりキレイに!
新中間処理施設の煙突からは、もくもくと煙のようなものが出てきますが、実はそのほぼ全てが高温の水蒸気となります。灰色に見えることがありますが、その理由は太陽光が差し込む方向により黒っぽく見えるためです。
新中間処理施設は、国が定めた基準よりも厳しい「自主規制値」を守りながら、安全に施設の運転を行います。
そのため、ごみ焼却施設には、環境へ影響を与えない設備を多数導入します。ごみを燃やすときの温度を制御したり、高性能のフィルターを導入したりすることで、排ガスをこれまでよりキレイにしていきます。

◆変わらないこと
○沼津をキレイに!という想いはこれからも。
沼津の環境美化については、ぬまづの宝100選にも選ばれている「沼津方式」による分別方式をはじめ、自治会やNPO法人による清掃活動、住みよい沼津を作る市民運動実践活動、年に1度のクリーン週間等を通じ、多くの市民の皆さんに協力をいただいています。
ごみ処理における様々な課題については、行政だけで対応できるものではなく、市民の皆さん一人ひとりの尽力の上に成り立っています。これからも、沼津をキレイにという想いを持ち続け、市民の皆さんと行政の協働による美しいまちづくりにご協力をお願いします。

○安全なごみ処理の実現に向けて
令和5年10月、埋め立てごみを収集中の車両から、小型家電の充電式電池の混入が原因となる車両火災が発生しました。そのため、今年4月からは本市でも使用済みの小型充電式電池の回収を始めました。ルールに則ったごみ出しをよろしくお願いします。
また、今年の1月には、ごみ集積場所で大変痛ましい交通事故が発生しています。普段使い慣れた集積場所であっても、細心の注意を払い、気を付けてごみ出しをしてください。

ごみの分別方法は「ごみの分別・減量ガイドブック」やごみ分別アプリ「さんあ~る」でご確認いただけます。
※詳細は、市ホームページをご覧ください。
『広報ぬまづ』で検索

いつもありがとうございます!
引き続き、適切な分別にご協力ください。

■市からのお願い 災害時もルールに則ったごみ出しを
近年、激しい大雨による床上浸水等の被害が増加しています。流れてきた木や枝、濡れて使えなくなってしまった畳や家電製品など、災害によって発生したごみはすべて「災害廃棄物」に分類されます。
災害発生時は、災害廃棄物を搬出できるようにするため、臨時の集積場所を設けますが、排出できるものや分別方法については、通常の搬出時と同じルールとなります。
しかし、近年、廃タイヤやブラウン管のテレビなど、市で処理できないものや、明らかに災害廃棄物ではないごみが集積場所に出されているケースが見受けられます。
災害廃棄物の集積場所は、被災された人たちがいちはやく普段の生活を取り戻すために設けられる、臨時の集積場所ですので、分別ルールに則ったごみ出しをお願いします。

■誇り高い「沼津方式」引き続き高い環境意識を
よく耳にするフレーズですが、ごみは立派な資源です。国は、令和4年に「プラスチック資源循環促進法」という、プラスチックを資源として捉え、積極的なリサイクルを促す法律を制定しました。
一方、本市では昭和50年から「沼津方式」により、分別・リサイクルを推進してきました。私たちは約50年も前から、時代を先取りし、高い環境意識に裏付けされたごみ出しを行ってきたことになります。
新中間処理施設が稼働するのは5年程度先となります。稼働後も分別方式が大きく変わることはありません。
市民の皆さんが、日々、丁寧な分別をしていただいていることで、ごみの種類ごとに適切な処理を行うことが可能となり、効率的なリサイクルにつながるのです。
皆さんの高い環境意識と高機能な施設の両方が揃うことで、循環型で持続可能な、現在よりもキレイな沼津を実現することができます。
最新鋭の設備が揃う新中間処理施設の完成を楽しみにしつつ、次のごみの日も丁寧な分別にご協力ください。

問合せ:新中間処理施設整備室
【電話】055-934-4889

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