毎月1日は「こさい健康の日」

20／25

■家庭でできる食中毒予防

気温と湿度が高くなるこの時期に、熱中症と同じく注意が必要になるのが「食中毒」です。
ニュースでよく目にするのは飲食店や施設などでの食中毒ですが、実は、家庭内でも食中毒は発生しています。ご家庭では発症人数が少ない場合が多く、食中毒と気づかないことも。
そこで、今すぐできる、家庭での食中毒予防を紹介します。

◆細菌性食中毒予防の三原則は、“つけない”、“増やさない”、“やっつける”です。

(1)つけない：正しい手洗いや調理器具の適切な洗浄と消毒を行い、二次汚染を防止しましょう。
・手や調理器具は、洗うタイミングが重要です。作業の前後で洗うことが効果的です。
・食品の保存中に菌の付着を防ぐため、密封容器やラップを活用しましょう。

(2)増やさない：適切な温度で保存し、調理後は早めに食べましょう。
・肉や魚などの生鮮食品は速やかに冷蔵庫に入れましょう。
・冷蔵庫内は10℃以下、冷凍庫内は-15℃以下に保ち、温度を過信せず早めに食べましょう。

(3)やっつける：しっかりと加熱しましょう。
・食材の中心部の温度が75℃で1分以上の加熱が目安です。
・ふきんやまな板などの調理器具の熱湯消毒も効果的です。

厚生労働省の食中毒に関する情報はこちら
※二次元コードは本紙18ページをご覧下さい