令和6年度 主要事業の概要(1)

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令和6年度は、「第6次焼津市総合計画第2期基本計画」の基本構想に掲げる将来都市像の実現に向けて、6つの政策と21の施策を着実に推進するため、5つの重点取り組みを中心に力強く進めていきます。
令和6年度予算における主要事業の一部を紹介します。
※詳しくは市ホームページを確認するか、問い合わせてください。

■市の主要施策(概念図)

【重点取り組み1】自然災害から市民を守る防災・減災対策の更なる強化
■猛暑災害対策事業(1)「小・中学校体育館空調設備の設置」(12億1,829万円)(新規)
市内全ての小・中学校の体育館に空調設備を設置します。猛暑であっても児童・生徒の健康を守った上で、学校施設の利用拡大を図るとともに、災害発生時の避難所として市民の避難生活における健康を守るために順次設置を進めます。今年度は市内9校の中学校全ての工事に着手します。
また、市内13校の小学校についても、設置のための設計委託を実施し、小・中学校体育館への空調設備設置までの間、小学校13校・中学校9校の全22校の体育館に、暫定的にスポットクーラーを設置し、児童・生徒の熱中症対策を実施します。

■猛暑災害対策事業(2)「熱中症弱者(子ども、高齢者、障害者等)を守る取り組み」(9,396万円)(新規)
園児・児童・生徒の屋外での活動の熱中症対策として、全ての公立保育所、公立幼稚園、小・中学校の園庭や運動場に、ミストシャワーを設置します。
また、私立保育所、私立幼稚園には、設置費用を補助します。
小学生の登下校時の熱中症対策として、保冷剤付きランドセル背当てパッドとクールタオルを小学校全児童に配布します。
また、熱中症予防と普及啓発のため、高齢者や障害者などへ予防グッズを配布し、暑さをしのぐ場として指定暑熱避難施設(クーリングシェルター)の設置を行います。

■プロジェクト「TOUKAI(トウカイ)-0(ゼロ)」総合支援事業(8,381万円)(強化)
予想される大地震において住宅の倒壊から市民の命を守るため、引き続き木造住宅の耐震診断・補強工事などの支援により、更なる住宅の耐震化の促進を図ります。加えて、65歳以上の高齢者のみが居住する木造住宅(昭和56年5月以前に着工し、耐震性の確保されていないものに限る)に耐震シェルターや防災ベッドを設置する場合の助成制度をスタートします。

■流域治水プロジェクト事業(1)「遊水地等整備事業」(3億7,448万円)(強化)
気候変動による降雨の増大と水害の激甚化・頻発化に備え、「流域治水」を計画的に推進していきます。雨水流出抑制対策として、小石川流域における遊水地や豊田地域交流センターを活用した貯留施設の整備を進めます。

■流域治水プロジェクト事業(2)「雨水貯留浸透施設設置補助事業」(480万円)(新規)
大雨による浸水被害を軽減するために、市民と行政が協働して貯留浸透施設の設置を推進するための補助金を創設します(詳しくは今号7ページ)。

【重点取り組み2】子ども・子育て支援のトップランナーとしての取り組みの進化
■幼児教育・保育無料化事業(30億8,066万円)
幼児教育・保育を提供する民間保育所・小規模保育施設等並びに施設型給付幼稚園に対して、国が定める価格に基づき給付を行います。
また、市独自の支援策として、世帯年収や第1子の年齢にかかわらず、今年度からは、第2子の保育料についても無料化します(詳しくは今号7ページ)。

■子育て世帯等定住促進住宅取得支援事業(2億3,140万円)(新規)
結婚から子育てまでの切れ目のない支援の一環として、市内全域を対象に子育て世帯・若者世帯などが新築住宅を取得する際の費用を助成します。

■子ども医療費助成事業(7億6,550万円)
子育て世帯の経済的負担を軽減するため、0歳から高校生世代までの医療費を無料化します(保険診療外、第三者行為によるものは除く)。
未熟児養育医療の自己負担金についても子ども医療費助成の対象です。

■小・中学級支援員配置事業(1億3,604万円)
児童生徒の生活や学習環境の安定を図るため、また、小中学校の全児童生徒の学校生活を支援するために、(1)低学年児童のための「低学年サポーター」、(2)特別支援学級児童生徒のための「個別支援員」、(3)3年生以上の児童生徒を対象とした「特別教育支援員」を配置しています。今年度は、特別支援学級の支援の充実のため、さらに支援員を増員します。

■学校給食食材費高騰対策事業(9,223万円)
学校給食食材費が高騰する中、保護者負担増とならないよう、小学校・中学校の給食費を据え置き、これまでどおり栄養バランスや量を保った安全な学校給食を安定的に提供します。

■小・中学校教育環境整備事業(6億2,164万円)
「学び舎にこにこ元気計画」に基づき、令和7年度の全小中学校完了を目指し、最優先事項と位置付けているトイレの洋式化について、中学校4校で実施します。
また、小学校2校のロッカー改修を行い、学習環境の向上を図ります。